とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

読書の記録

今、4分の1

昨日、今日と、読書の時間が取れて嬉しい。 『葬送』も順調に読み進めることが出来ている。 ゆっくりゆっくり読んでいる。 ショパンやドラクロワの時代は、 今よりきっと、ゆっくりと時間が過ぎていたのではなかろうか。 彼らの時代は、手紙のやり取りが、伝…

20160919

福岡市より、内陸のほうに入るので、 今回の台風(16号)は大したことなかった。 ちょっと風が強いかな、くらい。 それなのに、福岡市や、沿岸部で暴風警報が出ていたため、 高校生の息子は臨時休校。 9時ごろ、小学生たちはぞろぞろと学校に向かっていた…

20160915

そういえば、木曜日に図書館に行ったのだった。 娘が借りていた本を全部読んで、 デイケアの時に読む本がないというので。 私は借りていた本を返し、 2枚組CD♪ショパンな一日と、 『図書』の7月、8月号と、 葬送と並行して読もうと思って、 こちらを借…

TAO

老子の「TAO(道)」という哲学的な概念にうっとり。 「無為自然」も素敵。 私が今持っている理想と、すごく近い。 紀元前というはるか昔から、このような考え方を残している というのも、物凄いことだなぁ。 そして、その考え方に今更出会ったことにもびっ…

読了

来月、若松英輔氏が100分de名著に出演されるので楽しみ。 今年1月の100分de名著のテキストを、 昨日電車の中で読了。 内村鑑三の『代表的日本人』の回はなぜだか、 見ていないのである。 1月の私は、別のほうに気持ちが向いていたのだろう。 いつ出…

読書日

昨日は、仕事が休みだったので、沢山洗濯物を干して、 買い物に行って、あとは、暑い時間はうだうだした。 ゆうがた、ちょっとだけ雨が降ったので、 少し涼しくなり、『ショパンを嗜む』の残りを 全部読んでしまった。 4日目にして、ようやく『葬送』を読み…

ある作家の作品を追いかける理由

昨日は、少し本を読んだり、ネットを見たりしていた。 ツイートチェックしていて、思ったのだが、 この頃、『マチネの終わりに』関係のツイートをすると、 いいねがついたり、リツイートされたりしていることが増えた。 『マチネの終わりに』が、よく読まれ…

私の『十五少年漂流記』

以前、自分が子ども時代に持っていた本の表紙を いっぱい張り付けたことがあったっけ。 ポプラ社の世界名作童話全集の中から、 選んで買った本。 私が持っていた『十五少年漂流記』はその中の一冊だった。 これである。 県立図書館にあることは、蔵書検索で…

20160623

パソコンが使えなかったので、今更であるが、 図書館で借りた本。 『夜を乗り越える』は、いろいろと面白く読んだが、 若い人向けかもしれない。 個人的には、『火花』を書くまでの経緯だとか、 裏話は、この本の中には収録は必要だったのだろうか? と、ち…

こんな場所があればなぁ

『しあわせのパン』 とてもいい読書ができた。 久しぶりに、電車の中でのめりこんでしまい、 危うく遅刻するところだった。 続きを昼休みに読んでいて、ボロボロ泣いてしまい、 あぁ、涙もろくなってしまったなぁ・・・と、 年を取ったことを感じたが、それ…

言葉の力

絵、図、写真、動画など、一目瞭然なものは、 確かに伝わりやすいなぁ…と思う。 たとえば、今日のあの人の服装を説明するとして、 写真を見せるのが、手っ取り早いのは、当たり前か。 きょう、『ディアローグ』を読んでいて、 高橋源一郎氏が平野啓一郎氏に…

ズレのこと

平野啓一郎氏がつぶやいたご自身のズレのことが ずっと頭の中を駆け巡っている。 確か、ズレというのは、オードリー若林氏も、 そういうことをどろだんご日記に書いていたような気がする。 昔、「わたしだけのSOMEONE」を追い求めた時期が あったこと…

覚書みたいなもの

『「生命力」の行方 変わりゆく世界と文人主義』より 他者の多様性を認めるためには、 まず自己の多様性を認めなければならない。 98頁 普遍的なものを深く届けるには、 直喩的なメッセージではだめで、 やはり暗示的な、平野さんの言葉を借りれば、社会的な…

明日、図書館へ行こう!

明日は、久しぶりに最寄り図書館が開館する日。 2週間近く特別整理期間だったので、利用できなかったのだ。 この2週間の間に、平野啓一郎熱が下がるかと思ったら、 平野啓一郎氏の著書など、いろいろ読んでいくうちに、 古井由吉氏の小説、他、いろいろ読み…

50歳を超え

一昨日、数日間かけて通勤の友だった『ヴェニスに死す』読了。 もうすぐ、40代最後の誕生日を迎える自分としては、 『マチネの終わりに』から興味を持って読み始めた 『ヴェニスに死す』は、年齢からいっても、いいタイミングだったと思うが、 その内容的…

吉と出るか

『天山の巫女ソニン』は、娘と私が同時期に、はまって読んだ本。 私は娘ほどファンタジー小説は読まないが、 この本は、ファンタジーという意識をせずに、 楽しんで読めた本だった。 娘が、雑誌ダヴィンチを見て、気になる本があるというのだが、 図書館に蔵…

一日のスタートに

毎朝、トイレに入ってすることが二つある。 一つは、ターシャの日めくりカレンダーをめくること。 左の写真編のほう。 右のイラスト編は、現在私の実家にぶら下がっている。 もう、写真編のほうを幾月も使っていたから、 この前、実家に使われておらずぶら下…

諦念か・・・

「諦念」という言葉を、金曜日の「ご本、出しときますね」という番組で 平野氏が使ってあり、森鴎外の諦念(レジグナチオン)について触れ、 『高瀬舟』をおすすめの一冊にされた。 その後、『マチネの終わりに』の中で、何度もその言葉に出あった。 諦めの…

読了『マチネの終わりに』

静かな場所で一日かけて、じっくり読むべき本。 主婦には、なかなか難しいが、 家族が居ても、結局家事そっちのけで 休日浸りまくった一冊。 蒔野と洋子が、知性的で分別良過ぎて、哀しくなる。 何がって、恐らく、私は蒔野と洋子の間の年なので、 読みなが…

5日まで

5日が返却期限。 別の図書館から相互貸借でやってきた本なので、返却期限は延ばせず。 アインシュタインの問いへの書簡での答えである 「人はなぜ戦争をするのか」 それ以前の「戦争と死に関する時評」。 喪と鬱病を比較分析した「喪とメランコリー」、 精…

あ~、はまる~

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘にしようと思うたのじゃ」 羅生門というと、老婆のこのセリフを必ず唱える娘。 高校時代、現代国語で習った芥川龍之介。 羅生門も有名だが、やっぱり、あの芥川の写真はさぁ、 高校時代、私の憧れであった。 あれで…

今だから

今日、『ムーミン谷の仲間たち』読了。 この言葉、今だから響く言葉かもしれない。 タイムリーと言えば、タイムリー。 だって、小さい動物というものは、自然の大きい力にたいしては、 いつだっても、とてもとてもすなおでなくてはいけませんからね。 どうあ…

20160407

図書館には2度行ったのに、記録しておらず。 日曜日(20160410)には リクエストしていたグリーン・ノウシリーズ1,2を借りたのだが、 これは、娘のリクエストなので、この2冊は省く。 (私も読みたいが…娘より先には読んじゃだめだろうな) と…

あまのじゃく発揮

娘の上橋さん押しをうけ、初の上橋作品を読んでいる。 守り人シリーズ?獣の奏者?鹿の王? いえいえ・・・ デビュー作『精霊の木』である。 もう、10年近く前だが、 鹿児島市内にある絵本店があって、 S氏の両親の別宅に遊びに行ったときに立ち寄り、 そ…

娘が面白がっていたので読んだ本

娘が図書館で出会った本。 シンプルな表紙。中は、写真と交互に編まれている太宰治の『女生徒』 娘が暇なときに、青空文庫で読み始めて、 本に手を伸ばし、一気に読み上げた本。 自分と重なる共通部分があって、面白く読めたらしい。 娘のお薦めだし、太宰だ…

「モグラ」「春」といえば

買い物に車で出かける時、エンジンをかけたら 小川洋子さんの声が聞こえてきた。 メロディアスライブラリーの時間だ! モグラ…春… おお!今日は、『たのしい川べ』なのだな! 私は春という季節が好きではないのだけれど、 (浮足立った感じが落ち着かず嫌で…

へその緒は切っても

『シズコさん』を読んでいる。 一箱古本市で二年ほど前に購入した文庫。 以前、娘が面白く読んだと、言っていたから、再読している。 佐野洋子さんと、そのお母さんのシズコさんの関係は、 母子という縁を切った方が幸せなような気もするし、 いがみ合い、憎…

来週

来週、清水眞砂子氏の講演を聴きに行くので、 昨日の夜から『第八森の子どもたち』を読んでいる。 いま7割程度読んだところ。 以前読んだ時とは、ちょっと違うことを感じている。 清水眞砂子氏の講演会のためになぜ?と思われるかもしれない。 清水眞砂子氏…

これ、一番かも!

『ムーミン谷の冬』昨日、帰りの電車の中で読了! いや~、これ、これまで読んだムーミンのシリーズの中でも、 一番かもしれない! スナフキンが出てこないのに一番って…(笑) おしゃまさんが、とてもよかった。 あ~、中学生の頃、この本読んでいたらなぁ…

比較のむずかしさ

昨晩、岩波文庫の「雪の女王」と、 岩波世界児童文学集の「雪の女王」の ストーリーの始まり1ページほどを読み比べてみた。 どちらも同じ大畑末吉氏の訳なのだけれども、 全体的な文章量がまず違っていることと、 書き出しから、言葉が違っていることから、…