とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

小公女

小公女 (福音館古典童話シリーズ 41)
バーネット:作(高楼方子:訳 福音館書店
数日前に、記事にしたこちらの本を購入できた。
この数日、布団の中で楽しんでいる。

小公女は、小学生の時ダイジェスト本を読んだ。
高校時代にアニメがあって、
なぜかクラスの男子に人気があった。
♪泣き虫は庭に咲くひまわりに笑われる♪
という歌を、高校三年生の男子が何人かで歌っているのを、
変な気持ちできいていた。

本を読みながら、セーラの大人びた性格と、
凛としたその姿が、くっきりと浮かび上がる。
生身の人間離れした…子どもらしさのない
そんなセーラではない。
空想の中の世界に、自分の幸せを見つけ、
貧しさや寂しさに、大切な親友だった人形にも
八つ当たりをしてしまう
そんな姿に、彼女もやはり、11歳の女の子だなぁと思う。

私のセーラは、今、屋根裏部屋で、
お隣のお引越しが気になって仕方がないようだ。

奥付では、今日が発行日となっている。
今日は読み終わりそう。
暑いけど、ゆっくり読もう。
本を読んでいたら、暑さも忘れる(といいな)

ちなみに、福音館書店のホームページにて、
高楼方子さんの『小公女』についてのエッセイ
「表紙のセーラのこと」が、
あのねメールバックナンバー Vol.118 を開くと読める。
100年以上前の世に出た最初のセーラが表紙に。
さすが福音館古典シリーズだなぁと嬉しくなるのだった。
そして、高楼方子さんのこだわりも嬉しい。