とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

うっとり

人生山あり谷ありなのだろうけれど、
まぁ、その山の高さ、谷の深さもいろいろあって…。
人の価値観も様々なので、
低ーい山でも辛い人もいるだろうし、
底が見えないくらい深い谷が平気な人もいるだろう。


本を読んで、いろんな人生にであうけれども、
波乱万丈もいいけれど、静かーな人生にあこがれる。
それは退屈かもしれない。
でも、自分が羨ましいとか、こんな人生でありたいと思うのは、
凪のような人生。静謐とでも言いましょうか…。
いつだったか、映画を見ていて、
寺尾聡主演の『阿弥陀堂だより』がとてもいいなぁと思った。
私の中の静謐さはとは、ああいうイメージ。
自分には落ち着きがないので、あこがれるなぁ。


静謐…いいな、素敵な言葉だ。
静謐な物語…騒がしい物より楽しめそうだ。
まぁ、おはなしは起承転結あるものだが、
その起承転結も穏やかでありたい。
その穏やかさを楽しめる程の、落ち着いた精神でありたい。
今の世の中は賑やか過ぎるのだよなぁ。
静謐さを売りにしている小説家を誰か教えて欲しい。


以前からそういう風に思ってはいなかったように思う。
でも、最近は、穏やかな人生にあこがれる。
自分が穏やかーに年を取っていくことを想像すると
うっとりするのである。
静謐さ…おとなしく本を読むとか、静かに手仕事をするとか…
そういう時間を大切にしたい。
あー、想像してうっとり。


図書館から予約していた手編みの靴下の本が準備できたと。
明日は図書館&手芸店かなぁ。