とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

グッド チョイス!

今日は、心の中で密かに(密かではないかもしれない)お慕い
申し上げているある方の、恐らく最後の講義となるであろう
おはなしを聴きに行った。


初めてその方に出逢ってから、6年が経つ。
私と子どもの本との結びつきを深めてくださった方。
個人的に深いお付き合いはないのに、
どうしてか、とても近くに感じていた方だ。


今朝は、最後の講義と思うと、
実際はまだお話を聴くこともあるだろうに、
なんだか、気持ちが落ち着かず、
こんな気持ちのまま講義を受けるのか…と、
それをなんとかしたくて、電車の中での一冊を選ぶのに、
本棚を見て…ベストな本を見つけた。
初めて連続講義を受けたときに、いただいた1冊の冊子。
ご自分の文庫活動をまとめられた本である。
Good choice!!
と思ったが、電車の中で、これまでの講義など、
いろいろ思い出し、また、教えていただいたことを実践できていない
自分の未熟さを情けなく思い、気持ちはますますザワザワ。


今日は、メモすることもほとんどせず、
言葉を一つ一つしみじみと聴き入った。
先生の言葉によって、心が満たされた。
と同時に、これからどうやっていこうか迷っていた
自分の読書活動というものに、一つの芯が(よわよわだが)
通った気がする。
傷つくことを恐れずに、前を向いて進もう。


帰りの電車で、また先生の本の続きを読む。
何度読んでも、奥の深さに恐れおののくが、
やっぱり、一歩踏み込まねば!と決意。
間もなく次の年度が始まる。
子どもたちの変化の緩いこの一年に、
自分の生活の流れを少し変えてみる。
「生きた言葉」をキーワードにして。