とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

120907

ようやく。
ようやくである。
これを読もう!と決心した。

ニルスのふしぎな旅〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 39) ニルスのふしぎな旅〈下〉 (福音館古典童話シリーズ 40)

確か、小学校4年生くらいの頃ではないかと思う。
NHKで、アニメでやっていたニルス。

そういえば、私が小学生の頃、
カルピスアニメ劇場などがあり、
「ハイジ」だったり「赤毛のアン」だったり、
トム・ソーヤの冒険」「フランダースの犬
そういう名作というものを読む前に、
アニメで筋を知ったばっかりに、
完訳というものに触れずに大人になってしまった。
持っていた本は、全てダイジェスト版。

あの頃、福音館書店の古典童話シリーズがでていなかったのか?
調べてみたら、最初の10巻は1988年に出たようだ。
1988年…私21歳。そうか、そうだったのか。

ニルスのふしぎな旅福音館書店
より前に、偕成社文庫から出ているのは知っていたが、
菱木晃子さんの訳で2007年に出て、
いつかは読もう、いつかは読もう…と思い続けて、
ようやく今日…図書館から借りてきた。

どうして、今になったかというと、
最寄りの図書館には、待てど暮らせど
福音館書店の古典童話シリーズの『ニルスのふしぎな旅』が
入ってこなかったからである。
つまり、今回別の図書館に行く機会があって、
この本を見つけ、そこの利用カードを持っていたので、
上下巻二冊とも借りることができたというわけである。

また、タイミングよろしく、
前回(9月4日)最寄りの図書館から借りた本を読み終えており、
読むなら今!!なのであった。
なぜなら、来月には、フィギュアスケートシーズンに入り、
本がなかなかじっくり読めないという状況に陥ることは、
目に見えているので。
あー、しかし、冬のうちに読んでおきたい本はいっぱいあるのだ。
んむむむ、悩ましい。
とりあえず、目標は一週間で読み上げる。
(これからの一週間は、かなり予定が詰まってはいるが)

ちなみにだが…私はニルスのアニメ版は途中の数話しか
見ていない。
近所のお姉ちゃんがニルスの歌を歌っていたので、
それは何ぞや?と、テレビを見てみたが、
オープニングの歌は楽しいけれど、
私には内容が楽しいものには映らなかったのである。
なんというか…途中からなので、
どうして小さくなったのかも分からないし、
ニルスがとんでもなくわがままに見えたし、
こう…見ていて詰まらなかったのである。

でも、最近ニルスが絵本になっていて、
1,2巻を読んだのだけれど、それがかなりいいな!と思って。
読み比べてみたら、文章は、古典童話シリーズと同じだった。

良く考えてみたら、最近でこそ、ファンタジーを読むが
私は子どもの頃、ファンタジックなおはなしには
あまり興味を示さなかったように思う。
なにせ小学校高学年の頃好きだった本は『ビルマの竪琴
であるからして、リアルな人間模様を求めていたのだろう。
竹山道雄…あの本はどうしたっけかなぁと調べていて
気が付いたのだが、
なんと、1953年に岩波少年文庫から出た『ハイジ』は、
竹山道雄さんの訳であった。
(現在の岩波少年文庫上田真而子さん訳のようだ)
あー、『ビルマの竪琴』も読みたくなってきた。