とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

もうすぐ冬眠するはずだった

今日、愛車を12か月点検&タイヤ交換などなど
やってもらっている間に、歩いて隣市民図書館へ歩いて行った。

いやぁ、今日は冷えるなぁと思いながら、
でも、元気に川沿いを歩いて行った。

すぐ近くの川の浅瀬で、アオサギとシラサギが
牽制し合うようにゆっくり歩いているのが見えた。
体格が立派なアオサギが、何かくわえている。

よく見なくても、それは、カエルだと解った。
大きさから言って、立派なトノサマガエルかな。
後足がまだ元気に動いていたのだが、
アオサギはしつこく嘴で何度も咥えなおす。
首のあたりをグイッと掴んでいる感じ。

そのうち、シラサギが近寄ってきたからか、
アオサギは、カエルを咥えたまま飛んでいき、
50メートルほど先の浅瀬へ。
どうして私が進む方向に飛んで行ってしまったのだ。
気になるじゃないか…。

結局、アオサギがカエルをほぼ呑み込みかけたので、
諦めて図書館へ向かった。

今日は、最高気温が10度チョイ。
カエルももう冬眠準備に入っていたはずだ。
冬眠まだまだ〜と、頑張っていたのだろうか、
それとも、冬眠しているところをほじくり返されたのだろうか。
暖かかったり、急に冷え込んだりで、
カエルも冬眠時期を迷うんだろうか。
アオサギも食わねばならんから、当たり前と言えば
当たり前の事なんだけれども、
カエルびいきな気分になってしまったよ。

図書館で、『たのしい川べ』なんかを見て、
ちょっと溜め息…な昼下がりであった。

帰り道、あのアオサギはいたが、
カエルの姿はどこにもなかった。
もしかして、あの腹のふくらみは…なんて思って
じっとアオサギを見たけれども、
普通のアオサギの腹も知らない私には、
それは判断できないことであった。
飲み込まれるって、どんな気分なんだろう。
次の語りの話は「赤ずきん」に決めた。