とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

苦しいだろうけどさ

今日は家にいて、読みたい本が最寄りの図書館にあるか、
無けりゃ、近くの図書館から相互貸出ししてもらえるか
みたいなことを延々調べて、なんか疲れた。

そして、そういやぁと、
高橋君の月光が、外国ではどんな解説で放送されたのか
ということが気になって、あちこち飛んだ。
そして、なぜか、トマーシュの美しい四回転を見つけて、
先日の欧州選手権の哀しいFSを見て、
2009年のP・チャンの完璧SPを見て、
2010年の高橋君のトリノの道を見て…
あー、こういうのがあったよなぁと、思い出に浸る。

一年後に開催されるソチ五輪の為に、
バンクーバー五輪以降、頑張ってきた選手たち。
きっと私には想像できないくらい辛いだろうし、
苦しいんだろうし…もう、辞めたいって、
何度も思うんだろうなぁ。
それでも、報われない選手がいることも、
ベテランさんたちは知ってるよね。
ブライアンもトマーシュも、最後に一花咲かせたい
と思っているんだろうに、
こう、若手がポンポン四回転跳んじゃうと、
一花咲かせるのも難しそうだ。

しかし、トリノ五輪から見てきた自分には、
やっぱり、あの頃からずっと頑張って滑り続けている
高橋君やブライアンやトマーシュなんかをみると、
ついつい応援しちゃうんだよね。
しかし…トリノ五輪の最終グループ6人のうち、
引退したのがジェフリーとステファンだけっていうのも
なんだかすごいことであるなぁ。

年も年なので、この、トリノバンクーバー
楽しませてくれた馴染みの選手たちが、
最後の舞台で自分の最高の演技を披露できることを
願ってやまないのである。
まちがっても、なぜここで?!ってとこで転倒したり
ジャンプ抜けちゃったりして欲しくない。(T_T)
思い出すと、泣けてくる。
哀しきバンクーバー五輪よ。

彼らにとっての最高の演技というのは、
その時の実力を出し切る演技だと思うのだ。
もちろん順位は大事なんであろうが。
メダルは欲しいだろうが。
こっちもガッツポーズしちゃうくらいの演技。
たとえば、モスクワワールドで、
アントン・コバレフスキーが、自己最高の演技をして、
観客からの沢山の拍手喝采を浴びてリンクを降りたような。
あの時はまだ、アントンが引退するとは思っていなかったが、
あの演技ができた後での引退で良かったなぁと今は思う。
四回転は跳べなかったけれども、
それまで苦労していたトリプルアクセルも二度入れて
プログラムを滑り切ったアントンの演技は、
とても見ていて気持ちが良かったし、感激した。
もちろん、成績から言ったら、8位入賞も出来ていないんだけど、
彼はとても満足げだった。
オリンピックは、満足な出来じゃなかったろうけど、
二大会出たしねぇ。
みんな、あんな風に競技人生を終えられればいいのになぁ。