とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

今まで体験なかった

子どもって、大変面白い生き物だ。
自分の子どもが幼い時に、心からそう思えなかったことが、
大変残念でならない。
かといって、
上の子が、妹が欲しいっていうのだが、
はいはいと…もうそんな気力体力残っていない。
上の子、もうすぐ19歳なのに。

昨日、今日と、連日初めての体験をさせてもらった。
大勢のお子さんがらみのことで、
それも、市立図書館内のことである。

我が子は上が専門学校へ。
下は中学三年生ということで、
もう、仕草がかわいいとか、思いつきがとんでいるとか、
そういうことはあまりないので、
よその小さな子どもさんのことを話すと、
赤の他人の、それも、知りもしない子どもと
そこまで楽しめるものか?と言われたりする。
時には、嫉妬ではないけれども、
自分の小さい時には、そんなに楽しく絵本を読んだり
してくれていなかったのに…なんてことも言われる。
同じように、旦那にも、
何がそんなに楽しいのか?と聞かれたりする。

朝、早起きをして、
昨日頼まれたプログラム描きをしていたら、
上の子が起きてきて、あれやこれやと
アドヴァイスをくれる。
しまいには、カットのダンゴムシの絵を
教えてくれて、気が付いたら、
同じテーブルで旦那様が一番上手にダンゴムシ
描いて見せてくれた。
それ、お手本にします!!と、すみっこに書き足した。
読書ボランティアというよりは、
ただ、知らない子相手にわらべうたや手遊びうた、
絵本を読んで一緒に楽しんでいるだけのおばさんだが、
それでも、楽しんでくれているのが、
とてもよく伝わってきて、ほんと、嬉しいのである。

昨日、おはなし会に来てくれた子が、
今日のおはなし会にも来てくれて、
そして、嬉しそうにこんにちは〜といって
座っておはなしを待っている様子をみると、
楽しいわらべうたや、面白いおはなしや、
大好きになってくれそうな絵本を
一生懸命探して、自分の物にし
沢山の子どもたちに届けていきたいと思う。

♪たんぽぽたんぽぽ
む〜こうや〜まへと〜んでけ〜♪
と手を揺らし、ふうーっと
綿毛を飛ばす子どもたちの、キラキラした眼を見て、
こんな素朴な遊びを、こんなにも楽しいものに出来る
子どもたちを見ていると、
未来はまだまだ明るいぞ!と思ったりするのである。
大変、貴重な体験のおはなし会だった。

だから、子どもの本は面白い
子どもだけでなく、大人にも十分に響く
沢山の本が紹介されている。
また、子どもの読書に関する、子ども自らの考えや、
読書ボランティアの体験手記などが引用されている。
日本における児童文学の歴史の概要が知れて
面白い一冊だった。
まだまだ知らない本がいっぱいだ。