とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

最近の読書スタイル

以前は、一冊を読み終わるまでは、
別の本に手が伸びることがなかった。
伸びたとしたら、先に読んでいた本を、
そこから読み進めることができなかったとき。

しかし、最近は二冊三冊を並行して読むことが
出来るようになっている。
もちろん、条件付きではある。

本を読む場所が、キーである。
読んでいた雰囲気が似ていると、途中まで読んでいた
その感覚に早くに戻れるので、本の世界の中に
すんなり戻れる感じがする。
一冊は、職場で休み時間に読む本。
もう一冊は、自宅でソファに寝っ転がって、
又は、夜寝る前に布団の中で読む本。
自宅や図書館で、机について読む本。
隙間の時間に読む本。

こうやっていくつかの本を、並行して読んでいる。

ただ、ちょっと間違うと、読み進めるのが難しい。
間違うというのは、本と場所のチョイス。

職場には、話の展開がゆっくりのものは置いておけない。
ぐいぐい引っ張られるくらいの本でないと、
読む時間が15から20分くらいのものなので、
すっと戻りたい。
大抵一日間が空いているので、その間をおいても
すっと引き戻してくれる話がいい。

勤めて7年、休み時間に本を読むということを、
あまりやってこなかったのは、
一人きりで休憩をとることがないからだった。
それに、細切れの読書タイムなんて…って気持ちもあったし。
それから、何より、職場には読みたい本がわんさとあるので、
ついついそっちに気持ちが持って行かれちゃうってこともあった。

しかし…20分程の読書の時間って、
馬鹿にしちゃいけないなぁと、この3週間ほどで感じている。
もちろん、ちょっと本のチョイスを間違って、
もう少しじっくり続けて読みたいぞ…という
フラストレーションが溜まるときもある。

中学、高校で朝の読書タイムが15分あるそうだが、
そこでライトノベルを読む子が多いのも、判るような気がした。
私がこの3週間ほどで、休憩中に本を読むってことをやって、
いちばん、楽に読めたのが、STのシリーズだったから。
ムーミンのシリーズは、読めるのは読めるのだが、
細切れ時間ではもったいない気がする。
ゆっくりのんびり楽しみたい。
今読んでいる本は、児童書でも古典物だが、
登場人物たちの個性がつよくて面白いので、
ST同様、数日かけて読める。但し、STよりも
かなり文章量が多く、読了までに日数はかかりそう。
本のチョイスは大事である。

しかし…そこまでして本を読むというのは、なぜなのか。
だいたい、読書という行為は、何のためなのか?
それは、今一番気になっている本が、
教えてくれるかもしれない。

DVD2時間を見ることは、凄く簡単なのに
本を2時間読み続けることが難しいのは
どうしてなんだろう??