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とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

一年ほど前読んだ本

気になる本

丁度一年ほど前、県立図書館にて借りて読んだ本。
大力ワーニャの冒険
初めは学研から、そして、瑞雲社から出ていた。
私が読んだのは、瑞雲社刊。
この時も訳に少し手を加えたと、あとがきで読んだ。

この夏、ワーニャが岩波少年文庫になった!
大力のワーニャ (岩波少年文庫)
おめでとう!パチパチ!

10年経ち、また少し、手を加えられているようだ。
購入できたので、早く読みたい。

岩波少年文庫のファンとしては、
『リンゴの木の上のおばあさん』同様、
他の出版社から刊行されていたものでも、
岩波少年文庫から新たに出るというのは、嬉しいものだ。

でも、ちょっと、待てよ〜と考える。
この物語を読む対象年齢を考える。
私が感じるこの本を読んで楽しい年齢は、
3年生から4年生だと思う。
岩波少年文庫も、3,4年以上となってはいる。
では、3年生が、この文庫版を手に取るか??
そこが問題だ。
『リンゴの木の上のおばあさん』は、2,3年以上で、
ますます2年生が文庫を?!と思わずにいられない。

一見の、活字の大きさというのは、
読書意欲を掻き立てるものにもなるし、逆に、
意欲をあっさりと削いじゃうものにもなる。

岩波少年文庫にしては、そりゃあ活字は大きめで、
高学年、中学以上のものを読み慣れていると、
「なんだ、この字の大きさは!!」と驚くほど。

ただ、手に取るかどうかはねぇ。
岩波少年文庫福音館文庫は、地味だからなぁ。
手に取ってもらうのも、一苦労ってもんだ。

でも!
大力のワーニャ (岩波少年文庫)
この表紙。瑞雲社のものと同じ堀内誠一さんの絵。
素敵である。
異国の雰囲気がプンプン伝わってくる。

瑞雲社刊は、随分とがっちりした装丁で、
読みごたえがあり、旅した!って気持ちになれた。
この文庫はどうか?

朝の読書時間に、軽い文庫はカバンにちょいと入る。
文字は大きめなので、3年生でも読みなれた子は読むだろう。
もし、読めない子でも、少し大人が読んであげたら、
先を知りたくなって、読む子もいるはず。
3,4年生だと、読む子と読まない子の差が
どんどん開いてくる時期なので、
先生が、朝読んでくれると嬉しいんだけどねぇ。

タイトルが『大力のワーニャ』→『大力ワーニャの冒険』→
『大力のワーニャ』に変わっているが、
冒険物とわかると、そういう物を求めている子の
目に留まると思うのだけれど、
どうしてタイトルを元に戻したのかしら…。
『大力ワーニャの冒険』では、だめだったのかしら。
確かに、パッと見、私は、「だいりきワーニャの冒険」
と読めずに、「だいカワーニャの冒険」って読んじゃったけど。
まぁ、冒険ってつけりゃいいってもんでもないか。

隙間の時間の読書にするには、もったいない、
ぐいぐい読みたくなる冒険物である。
冒険物は、とくに、その世界に入ったら、
出てくるのが嫌になるしね。
旅を細切れにはしたくはないよね。
夏休みにぜひ!!