とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

前作があったのか

虫のお知らせ
読み終わった。
よりさん、なんか、いいなぁと思う。
近くにいたら、面白かろうなぁという人。
友達になりたい…そんな人。
子どもたち、しっかりしてるなぁ。
やっぱり、子どもに手をかけすぎないことが、
たくましい子に育つ秘訣なのだなぁと感じる。

読み始めから、ん?と思ったのだが、
なんと、何も知らずに読んでいたら、
これ、前作があると書いてあった。

虫のいどころ 人のいどころ
こちらの方が、1年ちょっと早く出ていたのだな。

各章のタイトルが二十四節気で、なかなかいい。
まぁ、子ども向きかというと、難しい。
ファンタジー要素を含みつつ、現代のリアルな親子が
描かれている。
よりさんと虫とのやりとりがあったり、
虫の化身が出てきたり、喋ったりと、
不思議要素も満載。

『虫のお知らせ』には、面白くて笑う場面も
多々あったのだが、どちらかというと、
田舎暮らしだった私には、懐かしさだったり、
子どもの心情に胸が詰まる思いだったりと、
結構、グングンとひきつけられて読み進めた。

引きこもり気質の私には、よりさんにとても親近感が湧く。
ちょっとこもりがちではあっても、
よりさんは四人のむすこたちとしっかり生活してるなぁと
そんな風に思う。

やっぱり、季節は大事にしたいよね。
ってことで、今日はさんまを焼いた。

おのりえんさん、やっぱり好きだな。
コロボックル好きな人は、きっと好きになるんじゃないかな。
不思議な雰囲気を持つところが、長谷川摂子さんを
思い起こさせると思うが、果たしてこれは、
子どもが読むのだろうか。
子どもに薦めるには、四兄弟がもっと活躍してくれる
おはなしが増えると良さそうなんだけどなぁ。