ゆめかうつつか
車で実家へ行った。
両親にショールと帽子を渡して、
しばし、姪っ子たちと遊んで、夕方帰ってきた。
帰る度に、両親が少しずつ歳をとっているように感じられるが、
今日は、二人ともかなり元気な様子で安心した。
が・・・。
帰りしな、父がちょっと うむ???その記憶はどこから?
というようなことを言いだした。
「○○ちゃん(私の事)が事故を起こしてから、
運転するのを控えていると言っていたけど…」
のようなこと。
えーっと…私が事故を起こしたのは23歳の時でしたので、
そうですなぁ…もう、25年前のことになりますかな?
結婚する前の事である。
「夢でも見たっちゃろう」と、母が言った。
そうだねぇ。
私が運転を控えて、S氏に運転を任せているというのは、
結婚して22年、そりゃ、私の体調が悪い時くらいで、
どちらかというと、私のほうが運転している時間が多いね。
虫の知らせかも知れないと思い、
安全運転するから心配せんで、と帰ってきたが、
ずっと、車を見送っているのを、バックミラーで見てしまった。
父の記憶の中に、というか、意識の中に、
私の運転=危ないなぁというのが、あるのかもしれない。
それとも、誰か別の人のことと、記憶がごっちゃになっているとか?
とにかく、父が、それを口に出したことが、
ちょっぴりショックだったし、
気を付けて運転しなきゃいけないと、気が引き締まりもしたし、
それから、なにより、その記憶は何なのだろう?
と、不思議な気持ちにもなった。
父が、歳をとったからと思いたくないので、
気を付けろってことなのだろうと心に留めておこう。
なんにせよ、今日は、帽子をとても喜んでくれて、
あったかい昼間にニット帽をずっとかぶってくれていたので、
とても嬉しい里帰りであった。
あ、おばあちゃまへのいちじくを忘れてた…(涙)