とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

ふーむ・・・

昨日は、朝読に行ってからの出勤であった。

朝読のある日は、バタバタと忙しいが、

一日いい気分で過ごすことが多い。

昨日もそういう一日だった。

 

が、仕事帰りに、何だか考えてしまうことが…

 

昨日電車を降りた時に、

幼児二人を連れたお母さんが、ホームを歩きながら、

下の子に、電車危ないから、離れてと言った。

上の子は5,6歳くらいだったが、白線の近くを歩いている

下の子の方へ歩いて行き、

動いている電車に当たりはしないものの、

後ろから歩いていて、ヒヤッとした瞬間、

「危ないっていいよろう?!」

と、お母さんのお叱りの声。

すぐに、お母さんの右側によけた上の子の背中を

バシッと叩いたお母さんは、その子の腕を引っ張って、

わざわざ電車側に押しやり、

「ひかれろ!」と言ったのだ。

電車に近寄ると危ないと言ったり、ひかれろと言ったり…

支離滅裂やん。

唖然としてしまった。

 

また、それから別の場所で…

いつも、だいたい、同じ時間に帰るので、

駅から自宅まで変える間に、

最近よく小学生とおかあさんのペアに会う。

塾にでも行っているのかな、という雰囲気。

 

毎日、ご苦労様だなぁと思うのだが、

昨日、前から歩いてくるおかあさんが、

その小学生にこう言った。

「親切にされて、ホクホク喜んでたらだめよ。

人を馬鹿にした親切って場合もあるんだからね!」

 

は?・・・

おそらく、近所に住む母子なのだろうが、

知らないので、声をかけるわけにもいかず、

それは、どういう親切か?とモヤモヤ考えながら帰りついた。

 

馬鹿にした親切って、どういう?

そのおかあさんの言葉は、とても哀しくなる言葉。

そういう言葉を掛けられながら育つ子は、

人の親切の裏を考えちゃう人間になるのかなぁ。

 

 

良い一日だなぁと思って電車を降りたのだけど、

二連発で、親子にテンション下げられた。

もちろん、子どもたちもテンション下がったろうさ。

 

自宅に帰りついて、このもやもやを何とかしようと、

チェコ・フィルの『我が祖国』を聴いた。

モヤモヤ、消えた。

スメタナさん、ありがとう。

チェコ・フィルありがとう。