とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

お師匠様〜♪

この「お師匠様〜♪」というセリフは、
私の中では西遊記孫悟空三蔵法師を呼ぶときの呼び名である。
なぜ、孫悟空三蔵法師を師匠としたのか?
助けてもらったから?それだけ?
西遊記』をちゃんと読んでいれば、
そのくらいのことはわかるのだろうが、私には、まだ
西遊記』をじっくり読むという体験がない。

読むときには、ぜひ、こちらで、と思っている。
西遊記(上) (福音館古典童話シリーズ (15)) 西遊記 (下) (福音館古典童話シリーズ (16))

で、今日は、別に『西遊記』のことを書こうと思ったのではなく、
私のお師匠様〜♪のことを、書いておきたくて
こんなタイトルにしたのであった。
お師匠様と言っても、おそらくその方は、私を弟子とは
思っていらっしゃらないし、
全く子弟関係なぞではない。

その方と初めてお会いしたのは、もう、10年も前。
そして、その方に、ストーリーテリングなるものを
教えていただいてから、丁度まる9年になる。
その講義を受けてから、私の人生に、
子どもの本、おはなしがグイッと入り込んできた。
何をするにも、その先生の言葉や、おはなしが、
考える基になっていて、
その方をお師匠様と言わずにはいられないのである。

それなのに、小心者の私は、お師匠様に話しかけることが出来ない。
一か月ほど前におはなし会に出かけた時も、
そして、今日のおはなし会でも…。
なぜなのだろう…とても身近に感じられるのに、とても遠い方だ。

友達は、私が彼女に恋をしているみたいという。
あぁ、そうだなぁ、確かになぁと苦笑いである。

今日、そのお師匠様の語りを聴いた。
全く、贅沢な時間であった。
時間、お部屋の時計では、35分近くあった。
それなのに、なぜだろう、
えっ!終わっちゃうの?!もっと聴きたい!
と思うくらい聴き入った。

っていうか…80過ぎられたお師匠様が、
全く、凄いことであるなぁ…。
おはなしは三本の金の髪の毛だったのだが、
本で読んだ時より、すごく絵が浮かんだ。
ついつい前のめりになってしまって、
本当に、お師匠様のお話は、なぜかすんなりと
私の心に入ってくる。

だから、勝手に私のお師匠様とお呼びしている。
久しぶりにお手紙を書きたい気分である。