とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

五十肩を笑い話に

2年ほど前、S氏が五十肩で、
右肩→左肩と、痛い思いをしているのを、
どれほど痛いのだろう?
あんなに悶絶するほど痛いのか?
と、にやにやと笑いを堪えながら慰めていたのだが、
二か月ほど前、車の運転中
(車庫入れ中後ろを振り向いた瞬間)
んっ?!なんか、変だ。左腕が…
と思って以来、だんだんと鈍い痛みと重さが酷くなり、
ゴールデンウィークあたりから、
S氏に、笑って悪かったよ、悪かったから
サロンパス貼って下さい、エプロンの紐結んで下さい
な、毎日。

急に動かした時の痛みと、
急に衝撃を受けた時(それがそんなに強くなくても)
の痛みは、悶絶級。
一昨日の山登り中、枝に突っかかって
手をつこうとしたときの痛みったら…。
あと、車に乗り込むときとか、バックする時とか、
もう、痛みに、んぐぐぐう〜〜〜と唸りながら
涙を流すこと数回。
気を付けてはいるけど、硬い瓶のふたを開けようものなら、
開いた瞬間、雷が落ちたかと思うような痛み。

でも、それでも、そういう痛みを体験して、
これは痛そうだ、とか、これはやらないほうがいいだろう
と、想像がつくようになり、なるべく安静にしている。
まぁ、そうはいっても、毎日台所仕事していれば、
一日1回くらいは、んぐぐぐぐぅ〜〜〜涙!になる。

長くかかるのは、S氏のこと見て、知っているけど、
いまは、S氏も平気になっているようなので、
1、2年ほどの辛抱か。

ただ、可動域がめちゃくちゃ狭くなっていて、
これが、おはなし会の時に困ったことに。
最後に必ずやるお決まりの手遊び歌が、
うまく出来ないのである。
今日、ぞうさんのあんころもちが上手く出来ず、
しばらくは、ありさんとぞうさんのあんころもちは
自らやるのはやめようと心に決めた。

ちなみに、数日前にはこの右肩のことを考えずに
『ブラックさんとブラウンさん』をやろうと
練習していて、腕が上がらない事に気づき、
顔を引きつらせて低い「丘」になるな、と思ったのに、
本番で「山」などと言い間違って、最後まで
「山」にならない低い「山」で通したのであった。

痛みを堪えていると
「大丈夫か、お母ちゃん!」
と、S氏が声をかけてくれるが、
その声に、少々笑いが含まれている事に気づいてはいるものの、
私もそうやって、笑っていたのだし、
いつかは、大きなぞうさんのあんころもちが
出来るよう戻ることを祈りつつ、
笑い話に出来る日まで、この痛みと付き合うつもりである。
なにせ、病院は嫌いだからね。
齢とってる証拠だよ、と、自分に言い聞かせている。
早く白髪のおばあちゃんになりたい私である。