ネットの生中継で
芥川賞、直木賞の記者会見がYoutubeの生中継されると知って、
見始め、発表から、かなり待って、会見。
いま、又吉氏のみ、囲み取材はじまったところ。
今回は、男性作家ばかりが受賞ということで、
3人作家さんが並ぶと、こう…みなさん
落ち着いた感じというか、派手さがないというか、
大変面白い会見であった。
羽田氏は若さが出ていたし、
又吉氏は芸人に対する質問って感じが多かったし、
直木賞の東山氏は一番年長ということもあってか、
質問もその答えも、安定していた。
羽田氏が最後の一言を、
自分が書いた小説、エッセイを読んでもらえれば
といったところが、言い答えだなぁと思った。
物書きさんだものね。さすがだ。
東山氏の『流』は大変気になる。
これは、会見を見ていて読んでみたいと思った。
答え方がとても面白かった。
たとえ方とかも。
そして、なんとなく、やっぱり、その人柄みたいなのが
読みたいって気にさせるなぁ。
それに、福岡県在住っていうのも、親近感が湧く。
それから、又吉氏の、
自分の『火花』が面白くなくても、別の本を、
という話が心に残っている。
自分の役割っていうのを、しっかり持っているのだな。
芸人で小説を書いて、大きな賞を取って話題になって…
それは、本を手に取る人が増えるチャンスでもあるわけで、
さすがに、彼が担当する帯が増えるわけだ。
元来、こういう賞っていうのは、
その作品、作家を讃える賞なのだろうけど、
もうなんだか、「本買って、出版業界を盛り上げて下さい」
って感じがして、残念だなぁと思う。
芥川賞というより、芥川話題賞とでもいうべき。
でも、又吉氏は自分の本以前に、本に対する愛が
凄いから、紹介の仕方もなんかうまいし、
つい、読みたくなるんだよね。
そして、そういう役割を好きで担っている風でもある。
この、3人さんが一緒に何か話しているところを
聴いてみたいなぁと思う。
久しぶりに、かなり気になったので、
『スクラップ・アンド・ビルド』と、『流』も
読んでみたい。
あー、また読みたい本が増えてしまった。
読む速度は着実に落ちているのに…。