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とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

150913

予約順番がようやく回ってきて、
手に取ることができた。
芸人と俳人

こちらは、図書館でいくつか読んでいたけれど、
じっくり読めなかったので。
文學界 2015年 09 月号 [雑誌]

どちらも、次にお待ちの人がいるので、
なるべく早く返さなきゃ。

で、『芸人と俳人』を読んでいる。
又吉直樹氏と、堀本裕樹氏のやり取りを
文字おこしされたこの本は、
まえがきから、とても巧く心を引っ張って行かれる。
今、第二章に入ったところを読んでいるが、
俳句や、言葉にたいして、とても深く、真っ直ぐに
語ってあるところが、とても好感がもてるし、
少ない文字数で、とても大きなものを表現できるという
可能性や、その広がりを自由に鑑賞できるということが、
趣深いなぁと感じる。

又吉氏が書かれている、まえがきの途中、
リンダリンダ』についての文章

―――それでも、たとえ間違えていたとしても、
僕の中に生まれた熱の塊のようなものは消滅しない。
もう僕だけの特別な意味を持ってしまったのだ。
そこに、恥などという感覚はない。
僕は、言葉に対して、このように触れてきた。
小説に対しても、随分と自分本位で鑑賞してきた。―――

なぜだろうか、この部分を読んだ時に、
とてもホッとした。
言葉を紡ぐこと、物語を楽しむことは、
本当に自由なことなんだなぁと思えたからかな。
不覚にも、六ページ、七ページで涙した。
俳句の入門書のはずなのに。

これを読んだら、もっとじっくりと『火花』を読んで、
『火花』を作り上げている言葉を
楽しめるかもしれないぞ…と、思う。