とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

久しぶりの一気読み

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読了!!!ヨレヨレ・・・

警察小説とはよく言ったものだ。

複雑な組織なのだなぁと、遠い所のように思う。

そういう組織の一部である人たちが、わんさか登場してきて、

それぞれの立場とか、ヒエラルキーとかが

深い意味を持っていて…あー、メンドクサイと思いつつも、

複雑さになかなかついていけないと思いつつも、

結局興味深く読んでしまった。おもしろい。

 

昨日の夕方から、丸一日かけた読書。

久々の一気読み。

宮部みゆきを読みあさっていた頃を思い出しつつ、

同じ警察物でも、

はまっていたSTのシリーズと違い、物語の厚みを感じつつ。

そこに結構、人、家族がうまく描かれているのが

読んでいて引き込まれる所以だろうなぁと思う。

不器用だけど、真っ直ぐな人、時々無様…

その辺に居そうだと思う人と、その辺では起きないだろう的な事件。

 

警察の広報官である三上さん、刑事に戻りたい三上さん、

親としての三上さん、夫としての三上さん、

いろんな面を持っているというのが、描かれていて、

ときどき、平野啓一郎氏の『空白を満たしなさい』なんかを

思い出したりした。

 

ちょっと、説明がくどすぎるな、と思うところと、

余韻が少ない(こっちの想像する余地が少ない)ところ以外は、

大変楽しめる小説だった。

 あ~、満喫しましたぁ。

 

映画化は、楽しみ。

窪田君、また泣くのか…(なく演技すきだからいいけど)

喋るシーンないじゃないの…黒崎さんみたいだな。

でも、そういう役処だから余計に、窪田君には

いい演技が期待できるな。

そして、私の中では、三上さんはもう、佐藤浩市氏でしかなくなりそうだ。

ほかの登場人物は、あとで、公式HPでも見て、楽しもう。

三浦友和氏はあの人だな…と、勝手に決めつけて読んだけど、

当ってるかなぁ~。