とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

どこでそうなったのか・・・

妹から、手紙が届いた。

大変、嬉しかった。

 

今までをふり返ると後悔ばっかりで、

本当に生きているのが恥ずかしくなるほどなんだけれど、

それはもう自分で責任を取りつつ、

恥をかきながら生きていこうと思っている。と…。

 

自分だけじゃないなぁと、安心させられた手紙であった。

自分で責任を取りつつ、

恥をかきながら生きていくって、いいなぁって。

 

私も、人に言えない傷、いや、罪というべきか、

そういうものがいくつもあって、

その中の最も酷いものを、妹は知っているので、

責任を取りつつ、と書かれると、身に染みる。

 

平野啓一郎氏の、毎日新聞のインタビュー記事を読んだ。

個人のあり方は環境との相互作用で決まってくる

 

環境との相互作用、運命と自由意志の関係・・・

考えると、頭が熱をもってくる。

ただ、今の自分があるのは、自分が育ってきた環境と、

その時代と、人間関係云々が、複雑に絡み合って、

そうして、自分ができ上がってきたというのは、私もそう思う。

しかし、自分がなぜ、その時々で、この道を選んできたか…

何を良しとしてきたかなど考えると、

不思議だなぁと思うことが数多くある。

 

子どもの頃好んで読んだ本にしても…。

満たされた人より、生きていくのに難儀している人の方が、

何倍も人間味があり、その人生が深いような気がして、

憧れですらあったように思う。

そして、それは、今でもそう。

どうして、そういう境遇に憧れたりするんだろう?と思わないでもないが、

本の中では、そういう人たちの傍には、必ず素敵な人がいるのだった。

 

例えば…と、考えると、あれこれ浮かんでまとまらない。

今日は、この辺で。

また、近いうちに、子どもの頃憧れだった

本のなかの登場人物について、書いてみようっと。