型紙探し
ノースリーブのブラウス…というより
タンクトップといったほうがいいか。
でもニット素材で作るつもりはなくて、
パッチワークをしていたころに買い溜めた布が、結構あって、
あれは、形にして使わなければ、なんと無駄な…ということになるので、
平織のコットン素材で作りたいと考えた。
手縫いでもできそうだし。
娘が生まれた後、子ども服を作るのに買ったミシンが、
壊れてしまったので、思い切って処分した。
残ったのは、裁縫名人というロックミシンのみ。
これは、ロック専用ミシンで、直線縫いができない。
タンクトップの型紙なんか、自分で作れそうなのだけれど、
伸縮性のない生地で作るとしたら、
型は重要だろう。無理して着たら、ビリビリッと
やぶれてしまうかもしれん。
後ろに一つボタンをつけるのもいいかもしれぬ。
それで、今日は仕事だったのだが、昼休みに
近くにある手芸店へ、型紙売っていないかなぁとのぞきに行った。
行ったついでに、去年出て気になっていた『大人の日常服』に
何かアレンジできそうなのないか見てこようと思ったのだが、
こちらの本は切れていた。
同じデザイナーさんの新しい本が最近出ていたようで、
『大人にいい服』に、よさそうなノースリーブのリボンブラウスが
紹介されているようであるが、
店であれこれ本を見てしまったばっかりに、
今日はいいか…という気持ちで店を出た。
そういえば、手芸店に置いてあった「コットンフレンド」という雑誌には、
同じ型紙でいろいろアレンジできそうなものが載っていて、
あれで900円しないのであれば、あれを買ってもよかったな。
で、家に帰って、むかーしの私が使っていた手芸の本に、
何か、アレンジできそうな型紙はないものか…と
数冊出してきた中に、すっごく懐かしいものがあった。
1988年学生のころに使っていた山口れいさんの本。
(自分でバイトしてミシンを買ったんだっけ…)
『山口れいの手づくりの本 着て、飾って楽しいワードローブ集』
という本で、型紙がすごく簡単なもの。
サイズがMサイズのみなので、自分で補正しないといけないけれど、
複雑な型紙ではないので、作れそうな気になる本だった。
実際、いくつか作ったし、本の中のイラストや手書きコメントなどを
眺めているのも楽しかった。
その中に、あった~♪ これ、使えるじゃない!という型紙が。
で、裏表紙に’88.JULY.23という日付が油性ペンで書かれていて、
娘に、私があなたくらいのとき、こんな本見て、ひとりで裁縫なんか
やってたんだよ、って話をしていたら、
娘、そのことには興味を持たず、冷静に
「でも、ミシン、捨てちゃったんやろ」だって。
1996年くらいに買ったミシンで、結構重さがある、パワーもある
ミシンだったのだけれど、子どもが大きくなってからは、
洋服を作ることもなくなって、なかなかミシンの出番がなく、
ずいぶん前から、糸巻もままならないかんじだったが、
今年明けてすぐ、ミシン動かそうとしたら、
もう、うんともすんとも言わなくなっていた。
今年、息子の体育祭で、鉢巻ぬうくらいかな~
と思ったので、買う予定はなく、
ちょっと、服縫うくらいなら、母と妹が使っているはずの
ミシンを貸してもらおう、と思っているのであった。
でも、ノースリーブブラウスを手縫いで、っていうのもいいなぁ。
娘が赤ちゃんの時、手縫いでいろいろ縫ったことを思い出したので、
やっぱり、この山口れいさんの型紙Dをつかって、
家にあるの布でタンクトップを縫おう!と決心した次第。
そういえば、裁縫名人は、針が2本ついていて、
ジグザグやりながら、直線縫いもやってたなぁ。
それも、ちゃんと動くかどうかは、確かめてみなければわからないが。
今日は、寝る前に編み物をしよう。
そして、『吾輩は猫である』を読みながら、
人間はつんつるてんで、毛がないんだから、
肌を守るものくらいは、自力でなんとか、しなさいよね~
なんて、ちょっと猫目線で人間社会を皮肉って、
ハンドメイド意識を高めて、今日一日を終えよう。
この夏の目標は
その1:コットンヤーンで、ダイニングの椅子の座布団カバーを編む。
その2:娘の誕生日までに、エコアンダリアの帽子を編んで、娘と一緒に使う。
その3:平織コットンのタンクトップを2つ以上縫う。
その4:大好きなチェックのコットンでパッチワークした
ティアードスカートを縫う。(夏の鹿児島帰省までに)
そうこうしているうちに、娘もちくちくやりだすかもしれん。
そしたら、ホームウェアにするゴムのスカートやキュロットなんか、
めっちゃ簡単だよん!って、教えてあげたい。