読書日
昨日は、仕事が休みだったので、沢山洗濯物を干して、
買い物に行って、あとは、暑い時間はうだうだした。
ゆうがた、ちょっとだけ雨が降ったので、
少し涼しくなり、『ショパンを嗜む』の残りを
全部読んでしまった。
4日目にして、ようやく『葬送』を読み始めた。
第一部に入る前に別れの会前の場面が十数頁あるのは、
今まで何度かチャレンジして、挫折しているからわかってはいた
初めてこの本が出た2002年には、
もう、登場人物の名前が、カタカナで大勢というので、
イメージしきれないというか…
苦手な本だと思い込み(今回も途中でそう思うかもしれないが)
あの、厚さの本が2冊…ということもあって、
「無理やん」とほとんど読み進めることなく、図書館に返却した。
紹介されていたので、イメージしやすく、
名前とショパンとの関係も情報として入っていたので、
挫折せずに読めそう・・・『ショパンを嗜む』を読みながら、
「はやく『葬送』読みたい!」という気持ちにまでなっている。
昨日は第一部に入る前の十数頁だけ読んで、
10年以上の歳月がたち、自分も少しは成長したのかな、と思った。
十数頁の葬儀前の場面が、浮かび上がってくるのを感じた。
その喧噪の中に、自分がいるような感覚。
また、ショパンの死を受けとめることができない
ドラクロワの様子が、とても苦しくて、
自分はまだ、そういう別れを経験したことがないのだが、
ドラクロワになりきってしまって、
彼の代わりに、涙を流すという、これまでにない体験をした。
良い読書タイムだったなぁ。
今日も夜になったら、ゆっくりと、『葬送』を読み進めよう。