とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

130313

図書館に行き、借りてきた本を、
ここ数日、読み続けている。
なんで今更、と思いながらも、面白いので
どうもはまって読んでいる。

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))

下の記事に書いたように、昨晩はなんだか眠れず、
読んでは、うとうと2時間寝て、1時過ぎ。
また起きては読んで、起きては読んで、
で、5時になったのでまた読んで、
結局パソコンに向かっている次第。

おちゃらけてんの?ふざけてんの?
と思わせる村上春樹氏の返事のなかに、
ときどきグッとくる言葉があって、
特に、大疑問185に対する彼の答えは、
大変真摯なものでつい、何度も読み返してみたり、
ちょっと涙がちょちょぎれてしまったり。

来月、村上春樹氏の新刊が出るからか、
1Q84』も読んでいないのに、
私の中に、空前の村上春樹ブームが巻き起こっている。
学生の頃『風の歌を聴け』を友人に進められてから
はや25年。読んだものも、読んでいないものもあるし、
好きだったものも、好きじゃなかったものもある。
でも、好きかどうかは別にして、
私にとっては、特別な作家であるなと感じる。
1Q84』の、売り出す前からのあの盛り上がりが、
どうも近寄りがたく、読んでいない。
みんなが読んでいるものを避ける傾向にあるのは、
私が、天邪鬼で、ついでにへそ曲がりだからだろうか。
3年経って、文庫化もされたことだし、
読んでみようかとも思うけれども。

『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」………』は、
もう、10年以上も前の本なので、
今の、村上春樹氏が、こんな風に答えるかどうか、
そこは恐らく、人間変わっていくものだから、
今でもこういう人かどうかはわからないけれども、
なんだか、真面目なんだか何だかわからないところや、
かなりストイックでありそうなところや、
全身全霊を傾けてい一つの作品を作り上げていそうなところや、
そのバックグラウンドを表に出そうとしないところが
高橋君とかぶるところがあって、
読んでいて面白いのである。
村上春樹氏と、高橋君を被せるなんて、
両方それぞれのファンの方には、わけワカメ…だろうが。

あと、二冊。
自我作古 文化を考える。
読めるかなぁ。
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
これも…また借りてきてしまった。
読めるかなぁ。