とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

「絶対」はない

こちらのブックレット、大変興味深く読んだ。
いま考えなければならないこと――原発と震災後をみすえて (岩波ブックレット)

評論家であり、医学博士でもある加藤周一氏の
考え方は、実に科学者的であるなぁと思うし、
また、大変人間的でもある。
科学者としての立場での見解と、
別の見方も出来る方だったのだなぁと思わせる。
しかし、根っこのところは、科学者である。
そして、日本人。

文化ということを考える時、
戦前から戦後を生きてきた人たちの考え方は、
戦争を知らない私たちの年代には、
とても貴重である。

講演会とか、聴いてみたい人だったなぁ。
別の本にも手を伸ばしてみよう。