とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

いつも偶然に

この春、福音館書店のメルマガで、
WEB連載が始まったということを知り、
面白がって読んでいた私。
これって、いずれは本になるのかなぁとか…

実は、他にも子どもの本に携わる人の
WEB連載が結構あることを知った。
大抵、出版社のHPを見て知るのだが、
自分の好きな作家さんのエッセイとか、
やっぱり気にはなる。

で、高楼方子さんの連載
「老嬢物語 思い出のおばあさんたち」というものが、
もう、1年近く前から続いていることを知り、
一気に読んだ。
高楼方子さんのエッセイ、
『記憶の小瓶』大好きなもので。
記憶の小瓶

「老嬢物語 思い出のおばあさんたち」
って、タイトルからして面白そうだ。

で、その中で、
『リンゴの木の上のおばあさん』(学研)
という本が出てきたので、図書館で読んできた。
さすがに古い本なので、予想通り「閉架」であった。
きっと、品切れなんだろうねぇ。
面白かった!
子どもの心が良く書かれているし、
空想上のおばあちゃんも、隣に引っ越してきたおばあちゃんも
主人公アンディに良い寄り添い方をしてくれる。
うん、いいねぇ。

でも、こういういいなぁという古い本がどんどん
消えていくのよねぇ…
と思っていたら、今日、岩波書店のHPにて、
同タイトルの新刊が出ることを発見。
それも、岩波少年文庫
訳者も同じだが、私が今日読んできた訳と
全く同じだろうか?