とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

凄まじさ

以前、図書館で借りて読んだ『夜と霧
私が読んだのは新訳で、
夜と霧 新版
こっちだったのだが、
数日前、蔦屋さんで新訳とならんで、
夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録
こちらもあった。
増刷?復刊?初めに訳された本か?

定価300円の違いは何か?と思って手に取って、
おおこれは!と思う。
記録写真が本文終わりに資料として
何ページも掲載されているのである。

凄まじいまでの、アウシュビッツ等の写真。
人が、人として扱われていなかったことが、
写真の一枚一枚が訴えている。
恐るべき、人間の愚かさよ。
こんなことが…と、正視できないような写真もある。
これを、新訳本に付けなかったのはなぜ?