とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

我が覚書として

高橋君の欠場ショックは大きいが、
全日本選手権までには、戻ってきてくれるはず!

気を紛らすというわけではないが、
先日から面白いなぁと思っていた記事があったので、
覚書として、ここにちょっと残しておこう。

WEB版のスポルティーバ
集英社のスポーツ雑誌のようであるが、
フィギュアスケートに関する記事が面白い。

そこに、高橋・木原組に関する記事が二つ。
その中の、佐藤有香コーチの言葉を。

まずは今年の4月16日付の記事。
見出しが
『ペア不在!?日本のソチ五輪団体戦はどうなるのか』
これって、リンクしたらまずいんかな?
よくわからんので、読みたい人は検索して。

3ページに渡る記事で、団体戦にペアは必要だが、
マーヴィンは日本国籍が取れず五輪への出場は困難、
方向性の違いから昨年12月にペア解消。
団体戦を諦めるしかないのか?!
だが、実は…ってことで、2月に一組の和製ペアが誕生していると、
高橋・木原組がトレーニングに入っていることを記している。
ペアを組んで2か月半トレーニングした時点での佐藤有香コーチのコメント。
「まだ先が読めないので、何とも言えない状況ですね。今は絶対大丈夫ですという約束はできませんが、まったく不可能でもないかもしれない」

それから9月25日付の記事
見出しは
ソチ五輪団体戦出場へ、奇跡のペアが発進!』

これは、五輪予選会であるネーベルホルン杯開催を前にした
記事で、アイスダンスかペアかどちらかが出場権を勝ち取らねばならないことから始まり、
ペアが結成したエピソードもどきや、
結成からからの佐藤有香コーチの指導などについて書かれている。
一つ目の記事の後3か月後にはTHE ICE出演。
ネーベルホルンの前哨戦であるロンバルディア杯へ出場して、
最低技術点をクリアしたことなどを伝え、
五輪の切符獲得に期待した記事となっている。


ネーベルホルン杯では、枠を勝ち取れなかった高橋・木原組だけれど、
リード姉弟が枠獲得したので、団体戦には出場が決まったようなものか?
ふたつの記事を読んで、かなーり日本のスケート連盟がこのペアに期待しているように思うのだが、
佐藤有香コーチは、結構冷静かな。
男子のペア選手の育成には3年かかるという言葉から、
期待を牽制しているようにも読める。
しかし、
「そんな困難な状況の中で、ペアの体裁を整え、競技会に出場するレベルまで仕上げてきたのは”神業”と言えるかもしれない。」
などと煽られちゃぁねぇ。

でも、いくら木原君が4歳からスケートをやっていて
経験も豊富とはいっても、それはシングルスケーターとして
なのだろうから、”神業”レベルといわれて、否定なんかできない。
物凄い努力の賜物なのだろうなぁと、
有難く演技を見せていただくわけであるが。

記事はそんなところなのだが、この記事を読んでいくと、
木原君て凄く器用なんだろうなとか、
素直に一生懸命努力するタイプなんだろうなぁとか思う。
そこで、それならばなぜ…と、
素人で、男子シングルファンの私は思うのであった。
過去の演技をいくつか見て、
また、昨年の全日本のプロトコルを見る限り、
木原君はトリプルアクセルが苦手だったのではなかろうか?
去年の全日本選手権だともう、20歳になっている木原君。
高校生の選手でも上位の選手はトリプルアクセルは二本だし、
二つ下の羽生君などは、トリプルアクセルはお得意で、
四回転も入れちゃって、更に優勝なんぞしているレベルで。
これって、辛い状況よねぇ…と想像してしまう。
(それを言ったら、もっと上の先輩方も相当辛いだろうが)
やっぱり四回転は、特別な技なんだろうねぇ。


どんな風にペアに転向することを口説かれたんだろうか?
と下世話なことを考えるのだが、
ペアへの転向は、木原君にとっては、
いいことだったんじゃないかなぁ〜。
まだ、始まったばかりで、そう簡単なことではなかろうが、
今のところ、順調に行ってるし、
もし、去年のまま、シングルを続けていたとして、
今年GPSにはもちろん出ることは無かったろうし、
じゃあ、全日本でいい成績をっていっても、
今のこのめちゃめちゃ強い上位陣の上に、
四回転なしでは到底届きはしないだろうし、
もしかしたら、下からまた追い越されちゃったりとか
そういうこともあるわけで、
(いや、続けていたら木原君が四回転を跳べるようになる可能性もあったかもしれんけど)
うん、今の日本男子シングルの中じゃ、
浮上するのも至難の業よねぇ。

決断するのは大変だったろうなぁと、勝手に想像する。
だって、シングルスケーターを16年続けて、
二十歳すぎて、成功するかどうかもわからない
賭けみたいな転向ではないか。
連盟の大人たちも、どうやって進めたか知らないけど、
ほんとに大切に育ててあげてくださいよ!とお願いしたい。

今は、まだ、基礎を新しい所から覚えて、それが身について来て、面白い時期なんだろう。
木原君がトリプルアクセルに苦心したことを考えると、
ペアでも、そういう壁は必ず来ると思うのよね。
まぁ、ペアの選手は、30過ぎている選手もかなりいて、
シングルとはちょっと違うだろうから、
焦らず急がず、じっくり伸びて行って欲しいな。
そういうところは、佐藤有香コーチだったら安心かも。
そして、ぜひ、成美ちゃんの持っているワールドの銅メダルと同等、いやそれ以上のものを目指して!!

でも、頑張ってほしいけど、二人とも怪我は嫌よ。
ほんと…怪我だけは…。
(くうっ!…心底そう思う)

そうだ、ペアって、片方が怪我とかすると、
片方は練習どうするんだろうなぁ。
まぁ、そんなことを考えると、ほんとに神業であるなぁと
雑誌の記事に煽られたままになりそうになるのである。


見出しの色を、フリーの衣装みたいな色にと思ったが、
思った色とはなんか違っているな。
あのフリーの衣装好きである。
成美ちゃんのも、かわいらしい。
エンジ色の縁取りとリボン、くるみボタンがとても効いている。