とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

ひねくれおば

先日、小二の姪っ子がピッタリ背中にくっついて、
運動会の練習の疲れを取っている様子だったので、
そのままくっつけてその上の子(中一の姪っ子)と
話したこと。

「おばちゃん、アナと雪の女王見た?」
(ムムム…どこかで訊かれたことがある、この質問)
「うんにゃ〜」
「えっっっ?!見とらんと?なんで?
感動するよ、見に行けばよかとに!」
と、ひとしきり感動したことを、私に伝えようと
言葉を並べる姪っ子。
うんうん、あなたが感動したことは十分伝わった。

さて…なんと答えようか。と、悩む私。
でも、もう中一だもんね、正直に答えよう。
「おばちゃん、ひねくれもんやから
みんながいい!っちゅうのに、
あんまり興味がわかんっちゃんねぇ」
まぁ、この時の姪っ子の顔ときたら。
どう思ったんかしらん。

今日日、世の中でもてはやされているものは、
あっという間に忘れられる。捨て去られる。
だから、マスコミの持ち上げるものを、
そのまま鵜呑みになんかできるかい。

そういうわけで、「今大ヒット!」っていうものは、
信じられないのである。
ヒットから5年、10年しても忘れ去られない
そういう物がほんとのヒットであろうよ。
自分にいいもの、悪いもの、その判断は100%ではないが、
もういい加減、その判断は出来なければならん齢。
踊らされてたまるかい。

そういうひねくれ(ではないかもしれんが)者は、
結構いると思うのだが、
そういう人に「あんないいもの観ないなんて!」
「あんないいもの使わないなんて!」
「あんなにおいしいもの食べないなんて!」
なんてことを言うのは、余計なお世話だ。
余計なお世話ならまだしも、
そのことを馬鹿にしたような口調で言う人までいる始末。
ほっといてくれ!と思うひねくれ者である。

しかし、ほんとのひねくれ者は、
非難されることを、よしよし…と思うのであった。
快感ですらある。
みんながみんな、同じ方向を向いて…
あれが良い、これが良い…なんて、おかしな社会よ。

ちなみに、人気のあった映画をあとから見て感動しても、
別にいいんじゃないかと思う。
そのタイミングだったから感動出来たってこともあろうし。
なんで、今じゃないといけないのか?
そもそも、遅れてるとはなんなのか?
時代を超えて残っていくもの
それを大事にしたいのに、
時代遅れなどという輩がいて、全くアホらしい。
流行なんて、○○くらえ!