とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

感想書こうと思っているが

『Nのために』の感想を書こうと思っているが、
子どもたち二人と一緒に見たので、
あちこちで、子どもたちの
「ゲスイおやじや」
「母ちゃん、コワイ!」
「ひいぇ〜〜〜化粧水〜〜〜〜!!!」
みたいな声を聴きつつの視聴であったので、
もう一回見てからにしようと思っている。

今日は、実は、もしかしたら、
自分の中で久々のヒットドラマではなかろうか…
と思っている物を…。

花子とアン』の兄やんが、スタパに出演した時、
見ていて知ったBSプレミアムの
今期ドラマ『昨夜のカレー明日のパン』を
録画して見ている。
鹿賀丈史って好きだ。なんか、久しぶりだなぁと思って。

『昨夜のカレー、明日のパン』
ギフもいいが、主役のお姉ちゃんも、凄くいい。
ムムムこと宝さんや、そのお友達サカイ君もいい!
なんかこう、バタバタしているようで、
でも、間が良いというか、セリフが良いというか…。
セリフに「ん?」と思った時に、こっちが頭を動かす時間を
ちゃんと汲んであるように思う。
それに、人がとても、不器用だけど頑張ってる感じとか、
みんなそれぞれ、正直なところが、ホッとする。

ムムムとギフとの会話にも、
ムムムとサカイ君との会話にも、
じんわり目頭が熱くなってしまう。
食べ物がおいしそうだし、食べることが
当たり前のことだけれど、
個々が好きなようにアレンジしての食べているシーンが、
すなわち生きてるってことという感じがして、
食事のシーンが楽しみ。

他人とのつながりが、巧くできないとか、
前進出来ないとか、そういう人たちが出てくるけど、
そういうことに悩んでいる人は、本当に多いんだろう。
自分で納得してそういう生き方をしているつもりの
私でも、なぜか、毎回胸が締め付けられるような、
背中を撫でられたりしているような気持になったりする。
セリフが良いなぁと思う。
ドラマの軽い笑いを所々に入れている明るさが、
見る側の気持ちを軽くしてくれているんだろうとも思う。
小説読んでみようって思う。
小説はもっとしんみりかもしれないが。

第3回の、テツ子さんが泣きながらご飯を頬張るシーンは、
上手いなぁと思った。こっちまで泣いてしまった。
泣きながら物を食べるのって、難しいんだよね。
食道が締まった感じがして。
そういうシーンが多いのである。
視聴者泣かせだなぁと思う。
でも、絶望的じゃないし、
掬い上げてくれるセリフがちりばめられている。
元気づけてくれるとか、ホッとするとか、
頑張ろうって気持ちにさせてくれるものが。
初回から結構いいなぁ、これ、と思っていたのだが、
第2回第3回と続けてみていくうちに、
すっごく好きだなぁと思うようになった。
第3回は、ほんと、泣かされたなぁ。
山ガールの涙も、ギフの亡き奥さんの思い出話も、
白線引き競争のサカイ君にも。

可哀想だなぁと思ったり、何とかしてあげて!だったり、
頑張れ!だったり、私も頑張りますだったり…。
日曜日の夜、これ見て、
いいことばっかじゃないけど
明日からも頑張ってみるか!って気持ちになる。
良いドラマだなぁ〜〜〜。

ってことで、『Nのために』の感想はまた。

追記
引きこもりがちのムムムが、パーカーを着て、
フードをかぶっているのは、納得である。
うちの息子も、その友達も、似たような格好である。
ちなみに、私もフード付きは、好きなのであった。