本に逃げているわけではない
今、読んでいる
『”ありのまま”の自分に気付く』や、
こんな本や、良寛さまに関する本や、
アドラーの心理学や・・・
どれも、ここ数年に出会ったものであるが、
今の中高大学生に、ぱらっとでもいいから
手に取って開いてみて欲しいと思う。
そういう生き方もありなんだって、
そういう捉え方もありなんだって、
きっと、自分の生き方の選択肢が何倍にも増えると思う。
がんじがらめになっていたものが、ほぐれていく感じがする。
これらの本のなかの生き方に、逃げているわけではない。
いろんな本の中に、自分では考え付かないような生き方があって、
それが、選択肢に入ることで、生きることが楽になるってこともある。
若いうちは、がんじがらめで、もがきあがいていることが、
カッコいいとか、一生懸命だとか、
そう思っていてもいいけれど、
気が付かないうちに、自分の精神が痛めつけられて、
生きていけなくなるってことも、あるんだなって、
そういうこと、思い知らされた。
もうすぐ、50になるのに、そういうことに、疎かった私。
心が弱いっていうのではなく、繊細であるというだ。
そして、その繊細っていうのは、良いことでもあるし、
時には、足をひっぱってくることもある。
私には、繊細さが欠けているからなぁ。
この頃、強く願うということは、恐ろしいことだと感じる。
一日一日、淡々と過ごしていけたらいい。
せかせかしないで、じっくりと。
自分がやりたいことと、やらねばならないことが一致している
大学の時に学んだ「自由人」の定義。
あれから30年、ようやく解ってきたような気がする。