ジャガイモをつぶす
今日は、ポテトサラダをリクエストされたので、
ぐらぐら茹でている。
いつもは、レンジでチンするのだけれど、
今日は、ぐらぐらと茹でている。
娘と、彼女の卒業証書などを受け取りに行った帰り、
各駅停車の電車に乗る。
何も変わらないようでいて、以前の娘とは違うようにも思う。
でも、以前の娘って、どんなだったっけ?と思うこともある。
また、自分はあの頃と変わったかな…とか思いながら、
実際、あの頃の自分なんて、固まった人格はなかった。
台所に立って、私はこうだという、確固たる自分の姿は
無いのだなぁと感じる。
日々、変わっているのだ。
道端の石ころだって、土がついたり、雨や風で洗われたり、
削られたりと、日々、変わっていく。
そして、変わっていくから、面白いのであろう。
そう、娘だって、変わっていく。
彼女はこうである、と、私勝手にが感じていた彼女はいるにしても、
それは、ただ私がそう思っていただけなのかもしれない。
ジャガイモをつぶしながら、私のポテトサラダは水分少な目の
ホクホクサラダ…と思っていたが、
別に、いっつも同じようにはかって作った料理などなかったなぁと、
偶然の出来上がりが楽しいし、美味しいのだと思える。
さぁ、もうひと頑張りで夕食タイムである。