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とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

小さな子どもを観察

自分が活動しているおはなし会は、

0歳から15歳が聴き手さんである。

時々、大人を対象とすることもあるが、

それは、絵本の読み聞かせというよりは、おはなしを語る方がメイン。

 

だいたい、おはなし会は対象が小さく分かれていて、

0歳から15歳が同じおはなし会ということは、まずない。

(絶対ないというわけではなく、お楽しみ会みたいなところでは、

0歳から大人まで集まることがある)

 

自分の担当するおはなし会で多いのは、

0~2歳児さん向けと、3~6歳児さんむけ。

それから、中学生のクラスに入る朝の読み語り。

この頃は、小学生向けにおはなし会をすることが、

めっきり少なくなった。

図書館のおはなし会でも、小学生向けのおはなし会には

参加者が本当に少ない。

元々始めたきっかけは、

小学校でのお昼休みのおはなし会で、

その後、小学校での朝の読み聞かせが数年続いた。

最近は、小学校でのおはなし会が無くて寂しい。

 

0~2歳児さん向けのおはなし会は、

親御さんも一緒に、楽しい時間を過ごしてもらう。

おうちでも、親御さんが、お子さんと

わらべうたで遊んだり、絵本を読んだりが

楽しいことだと感じてもらえるおはなし会にしたいと思う。

でもそれは、お楽しみ会とはちょっと違う。

子どもの身体遊びが中心の子育てサークルとは、

少し、目指すところが違うように感じている。

 

3~4冊の、小さい子向けの絵本を読み、

間にわらべうた遊びを入れ、お母さんにとっては

15~20分はあっという間かもしれない。

けれども、こちらから子どもたちの顔を見ていると、

いろんな事が見えてくる。

表紙、タイトルを読んだ時点で、

凄く興味を持っている子と、そうでない子。

単に擬音語、擬態語、動物の鳴き声のような擬声語だけで

出来ているような本は、お母さんたちにはつまらないかもしれないけれど、

子どもたちは凄く愉しげに聴いている子がいる。

また、わらべうたで、体を揺らすだけで子どもたちの表情が緩む。

指を触ってあげるだけで、お母さんの指先をじっと追う。

初めのうちは、知らないおばちゃんに硬い表情だったのが、

10分過ぎた頃には、声をあげるようになったり、

目が合うと、ニコッと笑ったり。

 

2歳児さんだと、個々の反応は本当にさまざまで、

なかなか打ち解けられず、こちらを向いていない子も、

たった一冊、気に入った本に出逢っただけで、

帰るときに「バイバイ」してくれることもある。

 

お母さん方は、子どもをいつもと反対に向けて抱っこしているので、

子どもの表情は、なかなか見えないかもしれないけれど、

自然に体をゆすっているとか、声を上げているとかは

気付いてもらっていると思う。

読み手の方は、子どもたちと向き合っているので、

子どもたちのいろんな表情や動きが見える。

特に、赤ちゃんの場合は、

この本が気に入ったみたいですよ、など、

お母さんに伝えるように心掛けている。

 

最近は、赤ちゃん向けのおはなし会にお父さんが参加されることが

大変増えてきた。とてもいいことだなぁと思う。

 

あちこちで、おはなし会をしていて、

読み手も楽しませてはもらっているが、

子どもたちにとって、やっぱり身近な人に

声をかけてもらうことが、幸せなんではなかろうか。

もちろん、月に一度、お話してくれるおばちゃんを、

もしかしたら、近い人に入れてもらっているのかもしれないが、

おはなし会に参加することが目的ではなく、

親御さんが、子どもと絵本やわらべうたの楽しみ方を知って、

それぞれの自宅で、その家族なりの楽しみ方に

アレンジしてもらえればなぁと思うのである。

 

どの子も、15~20分間のうち、

これって好きとか、心地いいとか感じている瞬間が

ほんの少しでもあって、

ずっと、つまらなそうにしている子なんていない。

その、子どもの好きや、心地いいを見つけたら、

親と子の付き合い方も、スムーズにいくんではなかろうか。

親が、自分の好きを押し付けるのではなく、

幅広い中から、子どもが好きなものを見つけて欲しいものである。

図書館で、子どもが自発的にどういう絵本に手を伸ばしているか、

そういうことも、じっと観察すると面白いのだが。

 

自分の好きを押し付けて来てしまった私の、

反省も込めた、おはなし会の活動。

今年21歳になったKちゃんが、9歳の時に始めた活動なので、

もう、12年経つのだなぁ。

いつまで続けられるかわからないが、

やはり、好きだから続けていられるのだと思う。

本、大好きだ~。