とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

トンケ・ドラフト

ああー、またUPするのが遅れた。
下書きはできていたのに。
フルで仕事に入ると、夜PC立ち上げる前に
眠ってしまうなぁ。
気を取り直して…。

一昨日、出張していた我が家のティウリが帰ってきた。
それも、かわいいワッフルと共に。
中学生にお勧め!の本。
『王への手紙』(西村由美:訳 岩波少年文庫
王への手紙 (上) (岩波少年文庫 574) 王への手紙 (下) (岩波少年文庫 575)
中学生だけじゃない、大人も絶対夢中になると思う。

この本を、誰かに勧めるときに、
なんと表現したらいいんだろうと考えるとき、
「ティウリと一緒に、旅しよう!」
みたいな、車のCMのコピーみたいになってしまう。
この本は旅の本だ。
冒険、正義、友情、出逢い、成長
もう、いろんな要素がからんでいて、
どれもうまく表現されていて、
主人公と一緒に盛りだくさんな旅を体験できる。

つづきの『白い盾の少年騎士』も一気にどうぞ。

トンケ・ドラフトさんは女性なのだけれど、
女性がこんな騎士の(男社会の)冒険物語を書き上げるとは、
ちょっと、意外だったし、素晴らしい!と思う。
日本語訳されたものが現時点で3作品しかないのが残念。
トンケ・ドラフトさんが自ら描いてある表紙絵、挿絵も、
おはなしのイメージを損なわないどころか、
読者の想像の余地を残してあって、とても好きだ。

子どもがとても気に入って、トンケさんの別の作品が読みたいという。
出来れば、騎士の物語が読みたいらしい。
スピンオフというのだろうか。
ティウリとピアックの物語ではなく、脇役の騎士リストリディンの
物語を書いてほしいなぁという。
私としては、黒馬アルダンヴェンの主だった
エトヴィネム騎士の物語が読みたいところだ。