とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

楽しみにしておこう

そう、楽しみにしておこうと書いた
『ST 赤と白の捜査ファイル』
だが…窪田くんの黒崎勇治。
恐らくアクションは見ることが出来るだろう。
しかし、毎回セリフが一つくらいあるかしらん?
あの声が好きなんだけどなぁ。
100分程のスペシャルドラマで、
一つきりのセリフって…
いや、山吹さんには耳打ちしているのだろうけれど、
声が好きなんだってば。

ってことで、5日は、この前買った
『僕たちは世界を変えることができない』の特典映像
彼のインタビューを観た・聴いた。

で、気づいたのだが、
やっぱり、俳優さんだなぁって。
もちろん、カメラ廻っているから、本当の素では
ないのだろうけれど、
役を演じている時と、なんか違う。

例えるならば…
高橋君が(いきなりスケーターに…)氷の上に居る時は、
そりゃ、緊張してみるけれども、
それ以上に、インタビューで喋るとか、
バラエティ番組に出るとか…そういうときの、
こっちの緊張というか、落ち着かなさは半端なく、
やっぱり、この人は氷の上で滑ってなんぼ…な気になる。
それと、いっしょであろうか。
いやいや、喋りが拙いとか、そういうことではないんだが。

ファン心理としては、演じている時も素の時も、
大好き!っていうものだろうけれども。
何かに特化している人、秀でた人というのは、
その秀でた部分でもって表現をしていると思うので、
素の部分なんかさらさないでいいんだよ、って思う。
っていうか、実は、素の部分はいらねぇ〜とさえ思う。

ドラマや映画、舞台にかかわらず、小説や漫画など、
その作品が、物を言っているので、
バックグラウンドであれこれ情報を流すのは、
なんだか、作品だけじゃ表現できなかったってことに
なるみたいで、もったいないと思う。

インターネットというのは、そのあたり、
不要な情報もなんもかんも流しちゃうから、
見たくないものも見てしまうというか…。

撮影現場とかいうのは、俳優さんにとっては、
素というよりも、スイッチ入っている現場だから、
素ではないよな、と思えるんだけれども。

その作品を観れば、そんなこたぁわかるんだよ、ってことを
たまぁに俳優さん、女優さんたちが言ってると、
聞かなきゃよかった…がっくし…となることも。
音楽とかも、そうですな。
これは、こういう歌です。
こういう気持ちを歌いました。
○○○な人に、届いたらいいなぁと…云々。
プロモーションもやりすぎは良くないでしょ。

作り手が、作った作品を見せる(聞かせる)だけじゃなく、
その作品について語るのは、
何とも残念な行為であると思う。
世の中、補足説明が多すぎる。
人間想像力ってものがあるから、
それぞれ、見た人がいろいろ思いを巡らすだろう。
それに、正解も不正解もないからね。
受け取る側が、どう受け取ってもいいような、余地ちゅうか、
余白がある方がいいな。

ネットで情報はごまんと流れているから、
その中で、自分がいるもの「だけ」をチョイスするのは、
大変難しい。いる物だけInputしたり、
要らないものを追い出したりも至難の業だ。

って、ことを考えながら、なんとなーくインタビューを見る。
DVDという媒体は嬉しいけれども、作品の説明は要らない。
やっぱ、声いいなぁ。