とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

グランプリファイナル

点数が、凄いことになっていて、

一体どこまで行くんだろう?と思いながら見た。

でも、歴代最高得点!とギャーギャー言われると、

言われるだけ、なんか冷めてしまう。

歴代最高得点というけれども、

そもそも、6.0の頃から、まだ10年ちょっとしか

立っていない。

2015だから、丁度テレビで男子シングルを追いかけはじめて

10年経ってしまったのだが、

あんなに簡単に四回転をとべるのも、

練習方法とかトレーニング方法とか、

確立されたものがあるからなのではないか?と思ってしまう。

簡単に、録画して、その場で練習しながら再生して、

氷上でも再生できるというやり方は、

新しいことをやるのにも、有利な気がする。

そんな中でも、やっぱりミスがあるから、

人並み外れた技っていうわけだろうなぁ。

 

振り付けのすきずきも、音楽のすきずきも、

ジャンプとかステップとか、

選手の動きにしても、人それぞれ好みがあると思うので、

いろんな人にファンがいるのだと、思う。

今回、グランプリファイナルを見て、

宇野選手の演技は、確かに好きだなと感じた。

TVだからかもしれないけど、小ささを微塵も感じさせない。

 

点数だけじゃない、というのがある。

音楽とか、絵画とか、ダンスとか、そういうのと同じで、

好みっていうのがあるもんねぇ。

 

プログラムの中でガッツポーズするのが、

あまり好きじゃない。

終わるまで待てよ~と思う。

プログラムは、演じ切って欲しいと思うから。

 

おはなしのプログラムも、途中で気を抜くと、

相手に伝わるものだ。

気持ちがどっかに行くと、おはなしはどっかに

逃げて行っちゃうし。

そういうのが、表現に徹するということではなかろうか。

プログラムのいろんな振り付けに意味があって、

どんなに要素が完璧に出来たと思っても、

そこでガッツポーズはないと思うわ。

羽が落ちた道化師。

あれだけ引き込まれたプログラム。

プログラムの途中、高橋君がガッツポーズをしていたら、

うそだろ??と、がっかりしたと思う。

そういうことを、グランプリファイナルを見ながら、考えた。

 

単に、スポーツとして見るのであれば、

要素が完璧であることに、点数が出るのは当たり前だと

理解できる。

しかし、満点にそこまで、肉薄しているって、ほんとに?

フィギュアスケートの伸びしろは、もう、無くなっているって

そういうことですかね?

肉体の限界を超えて、足が折れるまで4回転半とか

五回転とかやるスポーツになっちゃうんだろうか?

 

エキシビションで2回もトリプルアクセルと跳んだ

宇野君のことを、なんか、懐かしい気持ちで見た。

 

こういうのは、本当のスケオタではないのだろう。

でも、点数をポンポン出すのは、やっぱりないわ…と思う。

出してもいいけど、歴代っていうの、やめて欲しい。

ルールもちょこちょこ変えてくるし…。

 

あ~、もうすぐ、全日本だなぁ。

まおつぁんの蝶々夫人が完成しますように。

宮原さんのジャンプが、もうちっと高く上がりますように。

宇野君の演技に、さらに磨きがかかりますように。

ペアの放送がありますように。

それから、無良君ガンバレ!!