とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

天気に恵まれ樽の中でグッグッ

朝から車を走らせ実家へ。
今日は、昨年から約束していた両親の高菜漬けを手伝いに。
60キロほどの干した高菜を、
プラスチック製のでかい樽の中にまんべんなく敷きこんでは
塩を振り、一面並べては上からグッグッと、
体重をかけて踏みつけるという、重し役的な手伝い。
四十数年高菜を食べさせてもらっておきながら、
漬けたことは一度もなかったのだけれど、
今日、初めてへぇ、こんなことしてたんだ…と。
今年80の父の役だった踏みつけは、
なんと、父の体重を越してしまった、
安定感の体重の私と上の子とでほぼやってしまった。
やりたかったであろう、姪っ子の、
機嫌を損ねるほど楽しそうにやってしまった私と上の子。


樽に一列並べるごとに中腰でグッグッ。
塩・唐辛子まいてまた一列並べ…ということを繰り返し、
3時間ほどで一樽(60キロ180株だったっけ?)漬け終わる。
あとは、両親に任せて、晩御飯後さっさと帰ったが、
これから毎日、漬物の世話が大変であろう母に、
昨年の漬物をもらいながら、
この夏に、「今年の漬物は良くなかった」と言われませんように、
と樽をひとなで。


私は樽の中でのこの作業、見るのもやるのも初めてだったのだが、
下の子はいつのことだったか忘れているが、
どうもこの漬物体験が数年前にあったらしい。
「しっとるよ、だって樽の中で踏みつけたことあるもん」
だって。
一緒に行っていた上の子は、その時やっていないらしい。
ということは、きっと、下の子は遊びからあぶれて
ふてくされていたところを、ばあちゃんたちになぐさめられつつ、
漬物を踏んだのだろう。
いやぁ、面白い話も仕入れることができ、楽しい一日であった。
明日、腰が痛くなりませんように。