とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

嬉しくて、テンションが上がるひととき

先日、上の子と図書館に行った。
もう、10日ほど前から、特別整理期間がもうすぐ!
なんてことを書いているが、
なぜか、直前でも2週間貸出期間が延びる。


前回借りた本を数冊読んだので、誰か借りたい人が
いるかもしれないから、返しに行っただけ。
でも、上の子に連れていってと言われて、時間をつぶすつもりで
うろうろしていたら、やっぱり借りたくなる。
まだ、読んでいない本、いっぱいあるのに。
だいたい、特別整理期間で、1カ月近く借りれるからって、
借りたとしても、別にそのあとでも借りられるんだし、
今じゃなきゃいけないの?と自問自答しながら、
物語などではなく、お菓子のレシピ本などを数冊借りる。
痩せなきゃと思っているのに、ひんやりデザートか…。


久しぶりに、何冊かレシピ本をかりようと手に取り、
上の子が貸出手続を終わって迎えに来たので、
それじゃ、私も…と歩き始めたとき、
ある本の背表紙にふと目が留まる。
『わたしの節約ノート 節度をもって、約(つま)しく暮らす』
山本ふみこ (PHP研究所)


真っ黒に、まっ白文字の背表紙、まぁその地味なのに
凄い存在感(もちろん、私にとっては、ということで)で、
まるでわたしに、「こっちを見て、私を手に取って」
とでも言っているかのような。
いえ、ただ以前、山本ふみこさんの本を読んだ時、
こういう生活の仕方、好きだなぁ〜と思ったからだろうけど、
つましくくらすというのが、押しつけでなく、いいなと感じて。
そして、即決!借りようと。


図書館で、今の自分の心持にぴったりする本に、
思いがけず出合った時って、どうもテンションが上がる。
本当は、別の本を借りたくて来たのに、
あ、そうだ、これは今!じゃなくちゃ!というような本に
出合った嬉しさ。


また、そういう本というのは、その時の自分の心をぐっと掴むし、
その時の自分をうまく量る物差し代わりになってくれる本が
多かったり、自分の生活を見直すきっかけになったりする。


まえがきのさいごにある、
「ほんとに欲しいものは、お金では買えない」
という言葉を見て、妙にワクワクしている自分。