とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

短編集

カフカ短編集』池内紀:編訳(岩波文庫
をときどき開く。
パソコンのそばにいつもこの本がある。
本棚に収まっていてもいつの間にか出てくる。
カフカの短編集と寓話集を買った時、
いつもどちらかを持ち歩くという自分をイメージしたが、
どうもそうはならなかった。
自分が、外出した際、本を開く細切れの時間というのが、
実はないのだということに気が付く。
電車通勤でもなく、時間を少しもてあますわけでなく、
よく考えたら、私の読書の場所は、自宅か図書館くらいなもので、
本を読みにわざわざどこかへ出かけていかない限りは、
外出先で本を取り出す、なんてことはないのだ。


たまーに電車に乗るときは、何か、何か!と思いながら、
カフカのこの二冊のどちらかを選ぶことがあまりない。
ああ、残念。
でも、いつもパソコンのそばにいる。
ときどき開く。
池内紀さんの選んだ小品たちが、結構好きだったりする。
持ち歩くことはないけど。