とみいよむよむにっき

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歴史か

なぜか、男子の体操だけは見逃していない。
というか、たまたまチャンネルを変えていると…ってこと。
いつ、何の種目があるかチェックしていないので、
たまたま目が覚め、テレビをつけるとやってるのが、
男子の体操っていう、偶然。


しかし、今日深夜の体操男子個人総合は、
どうしても見たくなってきた。
内村選手の、完璧鞍馬が見てみたい。
出来れば、個人総合全種目で、完璧な演技を披露して欲しい。


団体決勝は面白かったなぁ。
採点に関しては後味悪かったし、イギリスのブーイングも、
ウクライナのメダル!と思ったのに…の落胆もよくわかったけど。
田中選手(弟)や加藤選手の美しい演技が、
若い選手も頑張ってるなぁと思ったし、
加藤選手の、先輩たちと金を狙っていてそれが
取れなかったことは悔しいが、自分は銀でも嬉しい
という、素直な言葉を聴けたのはホッとした。


メダルの色なんかこだわらなくてもいいじゃないか
と、思ったのだけれど、でも、よーく考えてみると、
バンクーバーでの郄橋選手の銅メダルと、
今回の男子体操団体の銀メダルじゃ、かなり意味が違うかも。
柔道も男子が金がまだ取れていないと
マスコミの結構な煽りっぷりだが、
それは、歴史の違いなんだな、と初めて気が付いた。


体操が強かったことは、よく知られていることだ。
子どもの頃、オリンピックといえば、
日本は柔道と体操ではメダルは当たり前のように思っていた。
歴史があるから、そりゃぁ金でなきゃ意味がない
という気持ちがわくのもわかるかな。
歴代の金メダリストに、名前が連なっている。


フィギュアスケートだと、
2010年に日本人男子初で銅メダルだもんなぁ。
それに、高橋君は怪我あけだったし、
メダルは無理かもの中でのメダルだったので、
そりゃ、満足だろう。
新しい歴史の幕開けとでもいうか。
高橋君にしても、ポッととれたわけではなく、
先輩方が積み重ねてきた歴史の上に成り立っているわけで、
国を代表する選手たちには、個人の努力だけではない、
周りの人達の指導や支援やら、いろんなものが
関わってくるんだろうなぁ。


そう考えると、長いことかかって築きあげたものを、
後輩が引き継ぎ、という歴史の重みもある。
そんな体操。残すは、個人総合と、種目別。
あー、なんかドキドキしてきた。