とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

へえぇぇぇぇいい選手になってる

スティーブン・キャリエール
彼が、シニアデビューした2007年。
NHK杯で銅メダルだったとき、
彼のSPがサーキュラーステップで始まるという、
珍しいプログラムで、しかも、♪天国の階段♪で、
黒いパンツの片方に、赤いドラゴンが刺繍されていて、
なんだ、この子は?!と衝撃だった。
ジュニアまでチェックすることをしない
シニア男子シングルのファンであったので、
スティーブン・キャリエールが前シーズン2006−07年には、
現王者パトリック・チャンの上を行く成績で、
ジュニアグランプリシリーズで金メダル金メダル、
ファイナルも金メダル
ジュニアワールドの優勝者であったことも、
NHK杯の後に知ったことだ。

2007年NHK杯
高橋 ベルネル キャリエール という、
青々しい表彰台は、懐かしい。

シニアでも、通用するじゃん!な、
シニアデビューの年、ワールドでは10位であった。
パトリック・チャンの9位に次ぐ成績。

でも、翌シーズン、
キャリエール君は、中国杯で2位になるも、
つぎの試合からはどうも調子が悪く、
オリンピックの選考となる全米では、途中棄権。
そこあたりから、パトリック・チャンとは、
ぐんと差が開いてしまう。

グランプリシリーズには、ここ2シーズン出場していないし、
今季もアサインされていない。

そんな彼のネーベルホルンの試合の動画を見ることができた。
スケート、とてもよく滑る。
以前もそうだったが、スピンが巧い。
職人さんって感じだ。
それに、ボストンって感じだ。
落ち着いていて、へんにハッチャケた感じがない。
真面目にスケートしていますという感じ。
(マイナー君も似たところがあると思う)
結構、私好みである。
それは、2007年NHK杯からそうだった。
若いはずなのに、なんだか落ち着いていた。
ショート、フリーとも、ジャンプが乱れたものの、
さすがの技術力。レベル4を連ねる。
スケートが、更に伸びているように見える。
去年の、ネーベルホルンでのGALAの動画も見たが、
お客さんとのコンタクトも、とてもいい感じの選手になっている。

華のある選手とは、言えないかもしれないけれども、
実直、真面目なスケートでも、
カチカチのスケートなんかじゃなく、
フィギュアスケートファンを楽しませてくれる技術の
持ち主ではなかろうか。
A字スピンもいいが、ドーナツもいいな。
それに、カルメンの最後のコンビネーションスピンが、
すっごくいい!!
グランプリシリーズには出なくても、
ぜひ、全米選手権で頑張って欲しい!
四大陸、世界選手権にまた出てきて!!

ああ、頑張って欲しい選手ばっかりだ。
世界選手権に出ることができる人数は決まっているのに。