とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

ラピスラズリ

ジブリのアニメ映画『耳をすませば』で
ジッキンゲン男爵の
「さあいこう!ラピスラズリの鉱脈を探しに!」
一声で始まる、空中散歩のシーンが好きである。

そして、ジッキンゲン男爵が置いてある、地球屋の
おじいちゃんも、こんな人がいたらいいねぇと思う。

『十一月の扉』の雑貨屋ラピスの店主と、
地球屋のおじいちゃんがどうも重なる。

十一月の扉

秋が深まると、この本を読みたくなる。
耳をすませば』も、秋に見たい映画だ。

昨日は日差しが結構強かった。
朝晩は秋の気配だが、まだまだ深まってはくれない。
先日上の子の学校まで歩いたときに、金木犀が咲いていて、
香りがほんのりと漂ってきて、
あぁ、10月だなぁと思った。
10月11月あたりは、好きな季節だ。
耳をすませば』『十一月の扉』どちらにもでてくる
ラピスとは、石のことだそうな。
ラピスラズリは群青の空の青をした石。
この石の色がとても好き。
一時期、こんな名前でブログを書いてたっけ…。

今日は、大切な心のお師匠様の話を聞きに行く。
さっきから雨が降っているが、自転車でいけるかちょっと心配。
そのあと、秋休み中の上の子と、待ち合わせて、
太宰府国博に、「古事記伝と九州の国学者」の展示を見に行く。
今年は古事記完成から1300年の年に当たるそうだ。
古事記の編纂者稗田阿礼は、高校の日本史で習ったが、
あの頃は、変な名前の人だなぁとしか印象がなく、
古事記の編纂者であることも、覚えちゃいなかったが、
そうか、あのへんな名前の人は、古事記の編纂者として
習っていたのか…と。
30年ほど経って、子どもが古事記に興味を持つなんて、
ちゃんと勉強しておけばよかったなぁ。
せめて、こういう展示くらいは、付き合おう。

暑くならなくていいので、自転車日和の秋の日でありますように。