エントロピー
その言葉の意味も理解せずに、流すことが凄く多い。
なんとなーく、感覚的に「こういう感じ」と
捉えていて、その意味はこういうことです、
とはっきり言葉で言い表すってことをしなかったからだろう。
なんと、使えるボキャブラリーの少ないことよ…。
「エントロピー」という言葉の響きは、科学的な響き。
物理学的には、ほにゃらら〜
という話くらいは、聞いたかもしれない。
大学の教養でか、何かで。
恐らく、二十数年前。
初めて辞書で調べてみる。
「物質の系で熱力学的状態を表す量で、その系の乱雑さの度合い。
エントロピーが増大すると、すべての減少は死滅に近づくと
考えられている」(新明解国語辞典第六版より)
この文章で、エントロピーがなんであるかを理解できる人が
いるんだろうか?
大辞林によれば、その数倍の説明がなされているが、
これまた難しくってなんだかよくわからない。
しかしながら、この「エントロピー」という言葉の響きは、
なんか好きだと、よく意味も分からないのに思ってしまう。
出来れば、日常会話で使ってみたいと思ってしまう。
乱雑さ、無秩序さ、不規則さ、を表すとなれば、
「私の夏の生活エントロピー大」、と言えないこともなかろうが、
それでは、物理学をやっている専門の方には、
おそらく、苦笑されるだろう。
「エントロピー」という言葉、なんだかかわいいし、
ちょっとおいしそうなんだけど。
どうして物理学用語なんだろうな…おしい。