とみいよむよむにっき

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プー横丁にたった家

クマのプーさん』の続編には、Tiggerが登場する。
プー横丁にたった家
(ミルン:作 岩波書店
私が持っているのはこちら。
クマのプーさん プー横丁にたった家

この本を訳した石井桃子さんは、Tiggerのことを、
トラーと訳してある。
はねっかえりのトラー。
そこに描かれているのは、あどけない子トラ。
85年前に描かれたクリストファー・ロビンやプーの世界は、
ディズニーが描いたあのアニメーションの世界と、
ちょっと違うのだなぁ。
石井桃子さんが訳されたこの世界は、
時間の流れがゆるやかで心地よい。

トラーと訳された石井さん。
子どものことを、考えての訳だったのだろうなぁ。
(イーヨーは、なぜイーヨーなのかという疑問はおいておいて)

久しぶりに読んで、『プー横丁にたった家』の最後の章で、
なんだか涙出そうになった。
子どもの時に読みたかった、素敵な物語。
(小6、中一あたりで読みたかったなぁ)

ちなみに、私が応援している彼も(昨日の記事参照)、
「tigger」みたいだと、振付師ローリー・ニコル
言われていたっけ。つまり、トラーだな。
あの、青い衣装に「勇名トラー(半角)」とつけていたら、
もっと有名になっていたはずだ。