とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

つい今しがた

コメントがきているのを読んで、あれこれ思いついたので、
いくつか、自分の好きな小品集を挙げておこうかなと。

上の子は、一人で読む子だったけれど、
下の子はそうではなく、ゲーム三昧だったので、
小学校を卒業するまで、寝る前の読み聞かせをしていた。
そんな彼のために、面白がって聞いてくれる本を!
と思って、本探しのために自分が読んで、
結局自分の方が児童書にはまってしまったようなもので。

長いお話を読み続けていくのもいいけれど、
子どもは短いおはなしを一つ二つ読んでもらう方が
好きだったようで、
ジュール・ベルヌ二年間の休暇は絶対読んであげたい!
という、強い母の思いなどは、迷惑だったようだ。
上巻でストップし、下巻は私個人の楽しみに。

子どもが楽しんで聞いていたのは、昔話が多かった。
『おはなしのろうそく』(東京子ども図書館)は、結構好きで、
図書館から借りてくるのも薄くて軽いし、
今は28巻まで出ているから、おはなしの数も種類も豊富。
日本の話から海外のおはなしまで、いろいろ楽しめて、
ときどき創作のおはなしも入っているから、本当に重宝した。

それから、こういうのも。
お父さんのラッパばなし (福音館文庫 物語)
世界中を駆け巡るかっこいいお父さんの(ほら?)話集。
瀬田貞二さんの本にはお世話になったなぁ。

木曜日はあそびの日 (岩波少年文庫 2085)
フランス発のファンタジー。
「万能人形スクービドゥー」が、息子のお気に入りだった。
自分のお気に入りは「蛇口の妖精」。

ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫)  天国を出ていく―本の小べや〈2〉 (岩波少年文庫)
昨日の記事をご参考に。
E・ファージョンのおはなしは他にもいろいろある。

しずくの首飾り (岩波ものがたりの本)  心の宝箱にしまう15のファンタジー
こちらは、J・エイキン。
左は子ども向けのファンタジー。右は大人向け。
どちらも大好き。右は子どもには読んでいない。

ふしぎなオルガン (岩波少年文庫)
レアンダーの作品集。自分の子どもへ向けて書いたお話集。
タイトルの「ふしぎなオルガン」は大人もじーん。
こういう話も3,4年から楽しめるのかぁと、驚きの一冊。

子どもに聞かせる世界の民話
これはもう、世界のいろんな国のおはなしが、
ぎっしり詰まっていて、これ一冊あると、夜のおねむタイムが
おねむ出来なくなってしまうじゃん、と思える一冊。
顔に落とさないよう、要注意。

他にも、ラングの世界童話集なども、読んであげたかったけれど、
気が付いたらもう、中学生で、今更か…と思い、読んでいない。
しかし、気が付いたら、となりで、「なんか読んで」という彼。
そういう時は、ジャンルを問わず、その時自分が読んでいる本を、
朗読することにしている。

そんなかれも、岩波少年文庫の中学生以上向きの本を、
自分で読めるようになっているらしいので、
8年間のおねむ前の本読みは、無駄ではなかったようだ。
いまでも、ストーリーテリングの練習などを盗み聞きしては、
「今、間違えたろう」と指摘するほど。
良き、おはなし仲間なのである。