とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

随所に

「コツコツと」って言っていらした「コツコツ」が、
一般的な「コツコツ」とは違うだろうなぁとは思っていたが、
「コツコツと」っていう割には、
力の伸びが、一試合一試合、顕著に表れてて、
この人はなんだろな、と、はっきり言って呆れている。
全然「コツコツ」地道にって感じではないやん。
世界で高いところにいる人たちというのは、
一般人では考えられないくらい密な時間を過ごしているのだろう。
試合で見つかった課題を、次の試合までにこなしてくるという、
その努力と、それができる能力に惚れ惚れするなぁ。
そういう点が、随所に見うけられた。


グランプリファイナルの男子シングル、面白い試合だったなぁ。
終わってみると、高橋君が四回転に挑まず、
クリーンなSPだったら…なんてことを考えてみるが、
四回転なしで勝っても、彼は納得しないのだろうし、
優勝狙うなら、SPでクワドは必須な感じだし。


フリーは、ちょっとけだるさが少なかったが、
良くまとまったなぁ。
3A+3Tのコンビネーションは、ラフマニノフん時以来か。
やるなぁ。
まだまだ更なる進化をめざして、頑張ってしまいそうである。
金メダルに届かなかったけれど、まだまだ今季後半に、
もっと魅せてくれると思うと、楽しみである。


羽生君はかなり熱かった。
若さだなぁと思う。でも、技術は凄いものを持ってるんだろう。
根性もありそう。楽しみな選手。
しかし、やっぱりおばさんには熱すぎるプログラムだ。
いや、滑りによっては、プログラム自体が熱いわけじゃないだろう。
フリーは感動させてもらったけれども、
見ていると、力入ってぐったり疲れる。
持っている力を振り絞って!感は伝わるが、
余計な力が入っている感じがする。
外へのエネルギー放出!っていうか…、必死さというか。
若さの特権かもしれないが、それを演技には不要な感じがする。
感動させようって作られているドラマや映画っぽい。
彼の演技の良さは、頑張ってます感を取り払えた時に、
もっとよくなる感じがするなぁ。
小塚君の飄々とした感じと会わせ、二分するとどうだろうか。
あの、インタビューのそつの無さ…
うちの上の子と同じ年代というのが、信じられない。


全日本、とても楽しみだなぁ。