とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

ルキアという響き

上の子が高校に合格したとき、合格祝は携帯電話だった。
それより25年以上前、自分の時は…
腕時計を買ってもらったことを思い出した。
親だったか、祖父母だったか、叔母だったか…
SEIKOの、めちゃくちゃ小さい、
ドレスクォーツというのかな…
たぶん、SEIKO LUKIA だったと記憶。
ベルトも細くって、濃紺で…
当時、高かったその時計を、自分で選んで買ってもらえたことが、
とても嬉しかった記憶がある。


そして、そのお気に入り時計を、
高校で、夏服の胸ポケットに入れていて、
落としちゃって見つからなかったことも、
苦い思い出として残っている。
とにかく、ベルトも細けりゃ、時計自体が小さく薄く、
何処で落としたのかもわからないから、
見つけようがなかった。
もう…がっくりである。


でも、そのあと、時計をどうしたか…覚えていない。
当時は携帯なんかなかったし、
でも、腕時計は必要だったろうし。
買ってもらったのかな?


うちの子は出かけるときは、携帯を持っているので、
腕時計はつけない。
なんかの時のために、旦那が買ってきた、安い腕時計を
持っているが、使っていることなんかめったにない。


子どもたちが見ていたアニメにルキアって名前の人が
出ていて、なんか聞いたことのある響き…と、
ずっと思っていたのだが、
ふと、思い出してしまった腕時計。
買ってもらって、一年ちょいだったのではなかろうか。
落としたのが梅雨の時期だったと思う。
1年の時だったら、半年も使わず落としてしまったと
言うことに…。
当時、国立大学半期授業料が15万の時代。
2万4千円の腕時計を、あっさり買ってもらって、
さっさと落としちゃって…。


今はもう、あんなに細い皮ベルトの腕時計など、
このたくましい手首にはつけらんない。