とみいよむよむにっき

本のこと、ベランダのこと、おはなし会のこと、日常のあれこれ。

訂正できない記憶

コメントで、「ハタチノゲンテン」じゃないという指摘。
自分の持っている昭和56年81刷りには、
ルビなんてものが一切ない。
私は勝手に「ハタチノゲンテン」と思っていた。
まぁいいさ、『二十歳の原点』だもの。

と思っていたが、出版社のHPを見て、
ほんとに「ニジュッサイノゲンテン」と書いてある
へへえ?と思ってしまった。

まぁ、三十年近くも間違っていたのかしら?
それとも、途中でルビが変わったのかしら?
いずれにせよ、今更心に刻みつけられたものは、
訂正することは出来んよ。

ところで、あなたのパソコン、「ニジュッサイ」が
二十歳に一発変換されますか?
「サンジュッサイ」「ヨンジュッサイ」は
一発変換されるのに、「ニジュッサイ」はできない。
「ニジッサイ」ってのが、本当なのかも。
実際、ある図書館の蔵書検索結果では
「ニジッサイノゲンテン」となっていた。
新○社さん、どうなんですか?

あなた何歳ですか?と訊かれたら、二十歳の私は、
「ハタチです」とは答えようが、
「ニジュッサイです」とは答えないな。
特別な歳だった。二十歳って歳はね。
うん、今更変えられない。

折角なので、ルビありの本を見てこようかなぁと
自分の行きつけ図書館の蔵書検索したら、
二十歳の原点」一切なかった。ほんとに?!

この本が横書きになったものが出ているらしい。
もともと、大学ノートに横書きにされていた日記らしいから、
それは、それで、いいかもしれないな。
しかしだね、なぜルビをふったのかね?
もともと、日記だとしたら、ルビなんか一切ふりはしないね。
その点、私が持っている昭和56年の81刷り。
ダークグレーに赤い花のこの本には、
一切ルビがなくって、良かったなと思う。

そんでもって、私が持っている本には、
ビニル製の、それもボタンのついたカバーがかけられているが、
これは、当時持ってた自分の日記帳についていたカバーが
ピッタリサイズだったからつけたのであって、
こんなカバー付きで売っていたのではないという記憶は
はっきりしているのである。