「っ」…ちいさいつ(促音)です
北欧はスウェーデンあたりの児童文学をいくつか読んでいて、
名前とか地名とかカタカナで書かれているものの中に、
どうも受け付けるのが難しい名前がある。
イギリスやフランスとかでは、
あまりないなぁと思うのだけれど、
声に出して読みづらいというか…それはどうしてなんだ?
と思っていたのだが、自分なりの規則性を発見した。
例えば、「ニッセのポック」北欧から少し南のデンマークの
おはなしだったか…この中では、そう気になったことがない。
ちいさい「つ」の後ろに来る音で、
読みづらさが決まると思うのだ。
あまり日本ではないような気がするのだが、
北欧では、名前とかに小さいつがついて、そのうしろに、
ラ行音が来ることが多々ある。
オッラとかオッレとかカッレとか・・・口に出して
言ってみると言いづらさがわかると思うのだ。
『ニルスのふしぎな旅』のなかにも、言い辛い地名がでてくる。
日本の言葉としては、ちいさい「つ」のあとに、
ナ行やラ行や母音がそのままくることは、
無いように思う。
促音の後に来る音として、発音しやすいものと、
そうでないものがあって、
言葉としては発音しやすさは大事だろう。
もちろん、地域や民族で、ずっと使われていたもの、
(スウェーデンのちいさい「つ」の後のラ行とか)
は、私には言いにくいが、その国では当たり前の発音のはず。
私はラ行が苦手なので、
余計にオッラ、オッレ、カッレなど言いづらい。
これも鍛錬か。