空想的平和主義

気がつけば師走だ。
慌ただしいのは、気持ちだけなのかもしれないが、
まぁ、今週は朝読のほかにも、おはなし会があり、
なかなかに忙しい。
だから更新を怠っているというわけでもないのだが、
近まってきた衆議院選のことなど考えるにつけ、
やっぱり、気ぜわしい。
今回の選挙は、うちの第一子が、選挙権を得て
初の選挙である。
彼女に、いろいろ聞かれはするが、彼女には彼女の
考える社会像があるだろうから、
私が思う社会像を押し付けたくはないので、
迷っているなら、「投票マッチング」というものを利用してみてはどうか？
というアドバイスをしつつ、実は自分も利用したのであった。

８０％以上マッチする政党なんて、ありはしないだろう
と思っていたのに、なんと、最高マッチ率９３％超え？！
うすうす、思ってはいたが、やっぱり、あの党かあの党なんだな。

そして、驚きの５％を切ったマッチ率の与党。
（はっきり言って、笑いが出た）

長々と書くつもりがなく更新記事をと思って、ここを開き、
以前残していた下書き記事を見ていたら、
なんでＵＰしていないの？と思われる記事があったので、
もう、１年半も前に考えたことだがＵＰしようと思う。
独り善がりな考えかもしれないが、
これは、恐らく、これから先も変わらないと思うので。
１４日は、ちゃんと投票に行く。
結婚して、投票に行かなかったことはない。
二十歳以上の国民みんなに与えられている権利であるし、
これは、義務でもあると思う。
ここで、意思表示しないで、ただ、社会に文句言ってるだけじゃ、
いけないと思うんだよなぁ。
そう大したことはできない小市民ではあるけれども、
国民の一人には違いないのだし。
では、以下、２０１３年５月に思っていたこと。
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憲法のこと、改憲論の事、
自分の中で、ちゃんとした答えが出なくって、大変焦る。
いや、自分の答えとしては、出てはいるようだ。
ただ、「では、あなたは日本をどう守るのか？」
というような問いをされたら、きっと、
納得してもらえるような答えは出てこない。

憲法を変えようという意見の人たちは、
日本の現況を守るために、現憲法を改正しようとしている、
って様なことは分かるのだけれども、
今の日本の状況が、変わらないようにと守るべき平和な
国家なのかなぁと、思わずにはいられない。

対外国のことばかりが、考慮されていて、
一番大切な国民のことは、そっちのけではないか？

現状と、憲法との矛盾は、数々あろうけれど、
その憲法が犯されないように努力することを、
日本人は怠ってはいないか？

空想的平和主義て言葉を見るにつけ、
思い描くことは大切ではないか…と思う。
現実ばかりを見ていては、進化はなかろうよ。
頭の中で、平和を思い描いて、
戦争のないことを祈って、何が悪いというのか？
世界のどこかで戦争が起こっている。
それも、一つや二つではない。
だからって、人間は戦わねばならない生き物だってことには
ならないだろう。

自国を守るために軍隊を持つ。
それが当たり前だというならば、
自分を守るために武器を持つ、も正しいことに
なるんじゃないか？

体罰の問題を、あれほどぎゃいぎゃいやっといて、
なんなんだろうなぁ。
暴力の正当化は、いやだなぁ。

今の日本の、守らねばならないものと考えた時、
じゃあ、今、日本という国土や、国の財産である
子どもたちは、国民に大切にされているのだろうか？
と考えてしまうなぁ。

そういえば、もう１０年以上前になるが、
我が子が小学校に上がった時に、
不審者情報が、結構流れ、
安全ブザー（当時はホイッスルであった）を持つことを
学校が義務付け、保護者の立ち当番などもあり、
例えば、弱い立場の子どもたちを大人が守るのは
当然なのだろうけれど、
人通りが寂しい所はそれも必要だろうが、
駅前あたりに、大人はうようよいるのに、
そこにわざわざ見張りを立てるというのは、
どういうわけか？
と、担任の先生に尋ねたことがある。
何かあったら、その辺の大人に助けを求めよというのは、
子どもに言って聞かせていたことだし、
もし、困っている子どもがいたら、
大人が声をかけるというのは、当たり前ではないのか？
と思ったからだ。
先生は、そんな甘いことはいってられない。
現実は現実ですから、というようなことを言われた。

だから、その現実がおかしいんだから、
現実を変えていくことも考えなきゃいけないんじゃ
ないのかね？と思ったのだが、
先生とはすれ違ったままであった。

現実に合わせて法を変えるってのは、
なんか変だ。
その現実が、みんなが望んでいるものならば
そうせざるをえないだろうが。

例えば、軍隊を持つことになったとして、
徴兵制なんかがあったとして、
あなたは、我が子を行かせたいか？
世の中の多くの国がそうであるからと言って、
日本もそうしなきゃならないことはないだろう。
私は、我が子を軍隊に入れることを望まない。
そういった戦いでの解決ってほうが、
古いなぁと思うのだが。
みんな、そんなに戦いたいの？何のために？